(かばん):アールノの頑丈な革かばん
(かばん):検査技師Kのインク瓶
装備枠(首):爽やか幸水のがま口ネックレス
装備枠(右手):[手]アールノの魔法の羽根ペン
装備枠(左手):[手]珠の加護
装備枠(頭):[頭]ダイオーヨルジェの祈り煌く天の川
装備枠(頭):[頭]狼魔女座のティティアの狼耳の付いた帽子
装備枠(お尻):[尻]ラドワの勇者一行ロゴ
装備枠(心):☆まほうつかいキャットの恒星
(かばん):検査技師Kのインク瓶
装備枠(首):爽やか幸水のがま口ネックレス
装備枠(右手):[手]アールノの魔法の羽根ペン
装備枠(左手):[手]珠の加護
装備枠(頭):[頭]ダイオーヨルジェの祈り煌く天の川
装備枠(頭):[頭]狼魔女座のティティアの狼耳の付いた帽子
装備枠(お尻):[尻]ラドワの勇者一行ロゴ
装備枠(心):☆まほうつかいキャットの恒星
チーム:AM
キャラクター名:ニャイラ


生い立ち:ある男が子供の為に猫を模した操り人形を作った。
しかし、その人形は子供の手に渡る事なく、誰にも触れられずに廃墟に残された。
そんな人形に魂が宿った。
人形の名はウッドロイド ニャイラ。
宿った魂は喋れないが人形の名からニャイラを名乗ることにした。
JOB:ドロイド
技1 加速回路 (強化) MP4 自分の速さ+10、最大HP・HP+2
技2 加速回路 (強化) MP4 自分の速さ+10、最大HP・HP+2
技3 加速回路 (強化) MP4 自分の速さ+10、最大HP・HP+2
技4 猫が如く
技5 ニャイラフラッシュ
技6 ロッズオブゴッド (特殊) 命中50 範囲5 威力=速さ 命中毎に速さ半減 攻撃後、自分のHP=0 6ターン以上で発動可
技2 加速回路 (強化) MP4 自分の速さ+10、最大HP・HP+2
技3 加速回路 (強化) MP4 自分の速さ+10、最大HP・HP+2
技4 猫が如く
技5 ニャイラフラッシュ
技6 ロッズオブゴッド (特殊) 命中50 範囲5 威力=速さ 命中毎に速さ半減 攻撃後、自分のHP=0 6ターン以上で発動可
宝箱の中身はまだ分からない…
ID:12 <Phase 1> (登録:2024-12-04 / 更新:2025-03-12 23:05)
作成者:wolfknight 《◆キャラクター確定済み 1 》
ニャイラが残した紙切れ
人気のない寂れた場所で机に座り、木槌を持つ男がいる。
机の上で木の板の穴に竹ひごの棒を差し込む作業をしている。
穴と同じサイズの竹ひごはトントンと叩かれ、穴の中を竹ひごが釘のように叩かれ進み、板をつないで木のブロックとなる。
できた木のブロックにノコギリやヤスリ等で形を作る。
机の上には設計図、すでに完成した部位にキーホルダーのリングが置かれていた。
彼が作っているものはマリオネット、すなわち操り人形なのだが、少し変わったもので関節にリングが使われる。
男は壊れてしまっても部位を交換して、治せるようにとの配慮した物のようだ。
そこから安直にキマイラを思い浮かべ、木でできた猫のキマイラ、ウッドロイド ニャイラと設計図に書き込んだ。
数日後、その操り人形は完成して、あとは梱包するだけとなっていた・・・。
男が席を外したところで突然の落下物、発光、爆発・・・ポレンの世界での戦いは時の周りを巻き込む。
作り手は巻き込まれ、この作業をしていた場所も例外なく被害を受けた。
作業していた場所は衝撃から崩れ落ち、散乱していたがウッドロイド ニャイラは無事であった。
だが、誰にも知られる事なく月日が過ぎていった。
月日が流れて・・・ポレン十五
廃墟とかしたこの場所はほぼ閉鎖空間となり、誰にも触れられずにちりや埃が溜まり、忘れ去られていた。
変化が起こったのは流星群が夜空の天体ショーを見せていた日のことである。
空より落ちてきた星屑の一つに魂が宿っていた。
その魂は旅をすること望み、星屑に宿った。
それは大気に焼かれ、流星の一つとして燃えつき、魂だけが地表へたどり着いた。
物に宿っていないと脆く、消滅しそうな魂は慌てた。
このままでは消えてしまうと
落ちてきたこの地は廃墟であり、宿れるような物は見当たらなかった。
魂は慌てていたが、ふと思いのこもった思念を感じとり、それに賭けた。
子供が這ってようやく進めるだろう小さな穴をふわりふわりと進んでいく。
(操り人形・・・)
入り口が潰れ、天井も崩れかけていたが、机を囲むようにしていたタンスに支えられ、奇跡的にその人形は無傷であった。
魂が人形の周囲を一回りして意を決し、人形の中に魂が宿る。
人形を通して思いが流れ込んでくる。
作り手の事、子供の事、この世界の事・・・この人形の事。
(ウッドロイド ニャイラ・・・この世界で僕はニャイラを名乗ろう。)
小さな人形の冒険は廃墟を抜け出すことから始まる。
操り人形の体にだいぶ慣れてきて、冬の寒い風が枯れ草を揺らす、大きな川のそばの道を小さな人形が歩いていく。
この川の名前は あらかわ と呼ばれているようだ。
ここまで来る道のりで、僕はいろんな人に出会った。
頭の上に黒い花を飾る人、草で編まれた帽子を被った杖を持つ人、長い耳の飾りを頭につけてる人、火を使う赤い服を着た人、木陰に座り込む人、静かに本を読む人、蝶々と戯れる青い人、背中に羽と腕を持つ人、宙に浮かぶ黒い肌の人、白髪の爪の長い人、強そうな格好のロボットに不思議なお魚の人・・・
中には食べ物と呼ばれる物がしゃべったり、僕と同じような背丈の白いもこもこの生き物、僕が今宿っているウッドロイドニャイラのモデルになった猫という生き物に出会った。
(ニャイラの視点から見た、冒険で出会った人の情報。)
出会った黒い猫に仕草で猫の動き方を教わったよ。
今までは星屑に宿って、暗い宇宙を漂流するように長い事旅してきたニャイラ。
自身の足で歩き、冒険し、出会う事に楽しみを見出したようだ。
「君の名前は?」
喋ることのできない人形は名を聞かれ、地面の枝を取り、名前を土に書く。
『僕はニャイラだぞ!』
これが初めての名乗りである。
ニャイラは顔を合わせたことのある人を見かけて走り出した。
操り人形であるニャイラはそこまで速く走れない。
ただタイミングが悪かった。
『ヤラレチャッタ』
人形は甲高い音と共に空高く跳ね上がり、近くに落ちる。
ポレンの世界ではどのタイミングで戦いが起きるかわからない。
たまたまニャイラが駆け寄ったタイミングに魔法が飛んできた。
がちゃんと音を立てて落下する。
『動けないー』
ニャイラには痛覚がないが、操り人形というのは糸が絡むと解くのに時間がかかる。
ニャイラが倒れると言うのはこの糸が絡むと言うことである。
その後、ニオべのメンバーに絡んだ糸を解いてもらい、再び動けるようになった。
ニオべのメンバーと途中まで行動し、ニャイラは興味のある話を聞くことができた。
それはニオべのメンバーが片手に持っていた星屑のことである。
『その星屑は何かあるの?』
言葉を発せない人形は地面に文字を書き、身振り手振りを使って話そうとする。
1人が答えてくれた。
星屑があると離れた友達、仲間に会えるジンクスがあるんだと。
ニャイラは長い間、宇宙を旅してきて、乗り換える星屑を見つけるのは得意であった。
ポレンの世界では戦いが起きる時によく星屑が散らばるそうだ。
僕は星屑を見つけて色んな人に配ろう。
きっと星屑はみんなを幸せにしてくれるんだ。
小さな人形の星屑配りがここに始まる。
動ける限り、いっぱい届けようと・・・。
ニャイラと不思議の星屑
ニャイラは星屑を見つけては色んなところへ配りに行っている。
そんなニャイラも道中で星屑を見つけてはある程度ストックして配りに行ってる。
『アレ?星屑が減ってる?』
星屑を置いた場所から時々無くなっていることがあった。
『あ、忘れてた。』
ちょっとだけ星屑の話を思い返してみるとすぐに理由がわかった。
ニオべのメンバーから聞いた話では星屑は願いをかなえると砂になったり、消えちゃったり、空に帰るらしい。
『きっと星屑が必要な人のところに僕を導いてくれているんだ。』
そんな事を考えているニャイラ。
もうすでに300近くの星屑を届けている。
笑顔が増えるならと・・・。
星屑のおまもり
星屑の中には稀に使うことのできないものが混じっている。
その星屑は他の星屑と違い、弱くも色違いの輝きを放っており、使おうとしても反応しない。
そんな星屑がニャイラの元にあり、これをどうしようかと考えるニャイラ。
『そうだ、色んな人を見れば答えが出るかも。』
操り人形は関節のリングを揺らしながら、星屑配りへと出かける。
通りがかる人の頭飾り、鞄にネックレス、腕輪など見ていくニャイラ。
『あれなら付け方が選べそう。』
それはバッグに付いたキーホルダー、お守りを見て思う。
早速ニャイラは色違いの輝きを放つ星屑、布、紐を手に取り、作りはじめた。
『お守りを持った人のお願いが叶うように・・・。』
操り人形はおまもり作りに苦戦する。
もらう人が幸せになる事を願って・・・。
戦いって怖い、悲しい。
それでも進もうとするからぶつかる事がある。
宇宙からは争いという光景を遠くから眺めていた。
近くで見て、僕は倒れた相手にもそっと星屑を置いていく。
ニオべのメンバーに聞いたんだ。
戦いに疲れて少し眠っているんだって。
そのあと聖なる墓標に敵、味方関係なく戻るんだって。
墓標の意味は僕も知っている。
だから僕は星屑を添えて、無事辿り着くように願って・・・。
ニャイラは司書さんとイナンナにまた会った。
前方には黒い服を纏った銃を使う人、一度見たことがある背中に羽と腕を持つ人がいた。
『僕は僕に出来ることを!受けた恩は返す!』
ニャイラは足手まといにならないように自分のできることを精一杯やった。
戦場にニャイラを目印にロッズ オブ ゴッドが降り、
弾丸の雨が降りそそぎ、
破壊光線、
タロットの不思議な力が更なる混沌をもたらす。
操り人形という体で頑張ったもののロッズ オブ ゴッドに巻き込まれ、高く高く飛ばされてしまった。
ニオべのメンバーにまた絡まった糸解いてもらい周囲を見回して気づく。
『イナンナ・・・?イナンナ!』
周囲を見回すがそこにイナンナは居なかった。
あとで破壊光線を使う意味を教えてもらい、悲しみを覚えながらもまた会えるかもしれないと希望を持つのであった。
生き残って最果てにたどり着いたニャイラはすぐに人を探し始めた。
『イナンナっ!イナンナっ!』
でも操り人形の声は音すらしないので届きません。
ニャイラはそれでも声をあげて探します。
やっとイナンナの進んだ方向を知ることができ、人形の体で音をかちゃかちゃ鳴らして急いで進む。
『イナンナっ!?』
そこには激しい戦いの跡があり、そこに彼女は倒れていた。
『イナンナ・・・。』
ニオべのメンバーに教えてもらった。
戦いに疲れて少し眠っているんだって。
人形が涙を流す事はない。
わずかな光が瞳に入り、涙のように輝かせて、体を震わせる。
『・・・イナンナ。僕、ここまで来れたよ?』
星屑を取り出してイナンナの手に両手でそっと置く。
ある願いを込めて。
『僕もう行かなくっちゃいけないや。』
『僕は・・・行くね。イナンナ。』
少しイナンナのそばにいた後に、ニャイラは最後の場所へ出かける。
ニャイラが星屑配りをしていたもう一つの目的、それは操り人形の主人もしくは子供に借りた体を返す事。
星屑配りでようやく手掛かりを見つけた。
『本来なら僕は・・・消えていたかもしれない。』
人形の手を持ち上げてみる。
いろんな人に会った、初めて歩いた、いろんな場所を見て回った、会話もした。
『僕は・・・最後に満足したよ。』
作り手の男が生きている事を知り、彼が見つけられるだろう場所で操り人形から魂がふわりと抜け出る。
『ありがとう。さよなら。』
依代から抜けた魂は脆い。
静かに眠りにつくかのようにニャイラの意識が遠のく・・・。
「そいっ!」
そこに現れた狐の巫女が1人、紙の依代で魂をとらえる。
彼女はおきつねさんだーである。
「この魂も祠壊しの被害者かな?」
おきつねさんだーの勘違いではあるがニャイラは魂の消滅を免れたのであった。
ポレン十五 星の子ニャイラ おしまい。
机の上で木の板の穴に竹ひごの棒を差し込む作業をしている。
穴と同じサイズの竹ひごはトントンと叩かれ、穴の中を竹ひごが釘のように叩かれ進み、板をつないで木のブロックとなる。
できた木のブロックにノコギリやヤスリ等で形を作る。
机の上には設計図、すでに完成した部位にキーホルダーのリングが置かれていた。
彼が作っているものはマリオネット、すなわち操り人形なのだが、少し変わったもので関節にリングが使われる。
男は壊れてしまっても部位を交換して、治せるようにとの配慮した物のようだ。
そこから安直にキマイラを思い浮かべ、木でできた猫のキマイラ、ウッドロイド ニャイラと設計図に書き込んだ。
数日後、その操り人形は完成して、あとは梱包するだけとなっていた・・・。
男が席を外したところで突然の落下物、発光、爆発・・・ポレンの世界での戦いは時の周りを巻き込む。
作り手は巻き込まれ、この作業をしていた場所も例外なく被害を受けた。
作業していた場所は衝撃から崩れ落ち、散乱していたがウッドロイド ニャイラは無事であった。
だが、誰にも知られる事なく月日が過ぎていった。
月日が流れて・・・ポレン十五
廃墟とかしたこの場所はほぼ閉鎖空間となり、誰にも触れられずにちりや埃が溜まり、忘れ去られていた。
変化が起こったのは流星群が夜空の天体ショーを見せていた日のことである。
空より落ちてきた星屑の一つに魂が宿っていた。
その魂は旅をすること望み、星屑に宿った。
それは大気に焼かれ、流星の一つとして燃えつき、魂だけが地表へたどり着いた。
物に宿っていないと脆く、消滅しそうな魂は慌てた。
このままでは消えてしまうと
落ちてきたこの地は廃墟であり、宿れるような物は見当たらなかった。
魂は慌てていたが、ふと思いのこもった思念を感じとり、それに賭けた。
子供が這ってようやく進めるだろう小さな穴をふわりふわりと進んでいく。
(操り人形・・・)
入り口が潰れ、天井も崩れかけていたが、机を囲むようにしていたタンスに支えられ、奇跡的にその人形は無傷であった。
魂が人形の周囲を一回りして意を決し、人形の中に魂が宿る。
人形を通して思いが流れ込んでくる。
作り手の事、子供の事、この世界の事・・・この人形の事。
(ウッドロイド ニャイラ・・・この世界で僕はニャイラを名乗ろう。)
小さな人形の冒険は廃墟を抜け出すことから始まる。
操り人形の体にだいぶ慣れてきて、冬の寒い風が枯れ草を揺らす、大きな川のそばの道を小さな人形が歩いていく。
この川の名前は あらかわ と呼ばれているようだ。
ここまで来る道のりで、僕はいろんな人に出会った。
頭の上に黒い花を飾る人、草で編まれた帽子を被った杖を持つ人、長い耳の飾りを頭につけてる人、火を使う赤い服を着た人、木陰に座り込む人、静かに本を読む人、蝶々と戯れる青い人、背中に羽と腕を持つ人、宙に浮かぶ黒い肌の人、白髪の爪の長い人、強そうな格好のロボットに不思議なお魚の人・・・
中には食べ物と呼ばれる物がしゃべったり、僕と同じような背丈の白いもこもこの生き物、僕が今宿っているウッドロイドニャイラのモデルになった猫という生き物に出会った。
(ニャイラの視点から見た、冒険で出会った人の情報。)
出会った黒い猫に仕草で猫の動き方を教わったよ。
今までは星屑に宿って、暗い宇宙を漂流するように長い事旅してきたニャイラ。
自身の足で歩き、冒険し、出会う事に楽しみを見出したようだ。
「君の名前は?」
喋ることのできない人形は名を聞かれ、地面の枝を取り、名前を土に書く。
『僕はニャイラだぞ!』
これが初めての名乗りである。
ニャイラは顔を合わせたことのある人を見かけて走り出した。
操り人形であるニャイラはそこまで速く走れない。
ただタイミングが悪かった。
『ヤラレチャッタ』
人形は甲高い音と共に空高く跳ね上がり、近くに落ちる。
ポレンの世界ではどのタイミングで戦いが起きるかわからない。
たまたまニャイラが駆け寄ったタイミングに魔法が飛んできた。
がちゃんと音を立てて落下する。
『動けないー』
ニャイラには痛覚がないが、操り人形というのは糸が絡むと解くのに時間がかかる。
ニャイラが倒れると言うのはこの糸が絡むと言うことである。
その後、ニオべのメンバーに絡んだ糸を解いてもらい、再び動けるようになった。
ニオべのメンバーと途中まで行動し、ニャイラは興味のある話を聞くことができた。
それはニオべのメンバーが片手に持っていた星屑のことである。
『その星屑は何かあるの?』
言葉を発せない人形は地面に文字を書き、身振り手振りを使って話そうとする。
1人が答えてくれた。
星屑があると離れた友達、仲間に会えるジンクスがあるんだと。
ニャイラは長い間、宇宙を旅してきて、乗り換える星屑を見つけるのは得意であった。
ポレンの世界では戦いが起きる時によく星屑が散らばるそうだ。
僕は星屑を見つけて色んな人に配ろう。
きっと星屑はみんなを幸せにしてくれるんだ。
小さな人形の星屑配りがここに始まる。
動ける限り、いっぱい届けようと・・・。
ニャイラと不思議の星屑
ニャイラは星屑を見つけては色んなところへ配りに行っている。
そんなニャイラも道中で星屑を見つけてはある程度ストックして配りに行ってる。
『アレ?星屑が減ってる?』
星屑を置いた場所から時々無くなっていることがあった。
『あ、忘れてた。』
ちょっとだけ星屑の話を思い返してみるとすぐに理由がわかった。
ニオべのメンバーから聞いた話では星屑は願いをかなえると砂になったり、消えちゃったり、空に帰るらしい。
『きっと星屑が必要な人のところに僕を導いてくれているんだ。』
そんな事を考えているニャイラ。
もうすでに300近くの星屑を届けている。
笑顔が増えるならと・・・。
星屑のおまもり
星屑の中には稀に使うことのできないものが混じっている。
その星屑は他の星屑と違い、弱くも色違いの輝きを放っており、使おうとしても反応しない。
そんな星屑がニャイラの元にあり、これをどうしようかと考えるニャイラ。
『そうだ、色んな人を見れば答えが出るかも。』
操り人形は関節のリングを揺らしながら、星屑配りへと出かける。
通りがかる人の頭飾り、鞄にネックレス、腕輪など見ていくニャイラ。
『あれなら付け方が選べそう。』
それはバッグに付いたキーホルダー、お守りを見て思う。
早速ニャイラは色違いの輝きを放つ星屑、布、紐を手に取り、作りはじめた。
『お守りを持った人のお願いが叶うように・・・。』
操り人形はおまもり作りに苦戦する。
もらう人が幸せになる事を願って・・・。
戦いって怖い、悲しい。
それでも進もうとするからぶつかる事がある。
宇宙からは争いという光景を遠くから眺めていた。
近くで見て、僕は倒れた相手にもそっと星屑を置いていく。
ニオべのメンバーに聞いたんだ。
戦いに疲れて少し眠っているんだって。
そのあと聖なる墓標に敵、味方関係なく戻るんだって。
墓標の意味は僕も知っている。
だから僕は星屑を添えて、無事辿り着くように願って・・・。
ニャイラは司書さんとイナンナにまた会った。
前方には黒い服を纏った銃を使う人、一度見たことがある背中に羽と腕を持つ人がいた。
『僕は僕に出来ることを!受けた恩は返す!』
ニャイラは足手まといにならないように自分のできることを精一杯やった。
戦場にニャイラを目印にロッズ オブ ゴッドが降り、
弾丸の雨が降りそそぎ、
破壊光線、
タロットの不思議な力が更なる混沌をもたらす。
操り人形という体で頑張ったもののロッズ オブ ゴッドに巻き込まれ、高く高く飛ばされてしまった。
ニオべのメンバーにまた絡まった糸解いてもらい周囲を見回して気づく。
『イナンナ・・・?イナンナ!』
周囲を見回すがそこにイナンナは居なかった。
あとで破壊光線を使う意味を教えてもらい、悲しみを覚えながらもまた会えるかもしれないと希望を持つのであった。
生き残って最果てにたどり着いたニャイラはすぐに人を探し始めた。
『イナンナっ!イナンナっ!』
でも操り人形の声は音すらしないので届きません。
ニャイラはそれでも声をあげて探します。
やっとイナンナの進んだ方向を知ることができ、人形の体で音をかちゃかちゃ鳴らして急いで進む。
『イナンナっ!?』
そこには激しい戦いの跡があり、そこに彼女は倒れていた。
『イナンナ・・・。』
ニオべのメンバーに教えてもらった。
戦いに疲れて少し眠っているんだって。
人形が涙を流す事はない。
わずかな光が瞳に入り、涙のように輝かせて、体を震わせる。
『・・・イナンナ。僕、ここまで来れたよ?』
星屑を取り出してイナンナの手に両手でそっと置く。
ある願いを込めて。
『僕もう行かなくっちゃいけないや。』
『僕は・・・行くね。イナンナ。』
少しイナンナのそばにいた後に、ニャイラは最後の場所へ出かける。
ニャイラが星屑配りをしていたもう一つの目的、それは操り人形の主人もしくは子供に借りた体を返す事。
星屑配りでようやく手掛かりを見つけた。
『本来なら僕は・・・消えていたかもしれない。』
人形の手を持ち上げてみる。
いろんな人に会った、初めて歩いた、いろんな場所を見て回った、会話もした。
『僕は・・・最後に満足したよ。』
作り手の男が生きている事を知り、彼が見つけられるだろう場所で操り人形から魂がふわりと抜け出る。
『ありがとう。さよなら。』
依代から抜けた魂は脆い。
静かに眠りにつくかのようにニャイラの意識が遠のく・・・。
「そいっ!」
そこに現れた狐の巫女が1人、紙の依代で魂をとらえる。
彼女はおきつねさんだーである。
「この魂も祠壊しの被害者かな?」
おきつねさんだーの勘違いではあるがニャイラは魂の消滅を免れたのであった。
ポレン十五 星の子ニャイラ おしまい。
