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決めセリフ:《黒猫は鳴いた。》
死にセリフ:《夢は消失した。》
リージョン【我上の星は見えぬ】
(かばん):標の想いの欠片
(かばん):オフィーリアの育てた黒薔薇
装備枠(首):337ふぁいあのチカチカ蝋燭
装備枠(右手):[手]面影の一欠片
装備枠(左手):[手]冥界人形ヴィオレッタの鳥籠
チーム:AM
キャラクター名:アイリ
生い立ち:寂れたアトリエ。虚構を嵌め込んだ額縁。誰も居なくなった場所で、黒猫はひとつ鳴く。「君にはどんな景色に見えている?」
JOB:暗黒剣士
技1 夢遊
技2 夢想
技3 夢現
技4 夢違
技5 夢幻
技6 夢路
宝箱の中身はまだ分からない…
ID:803 <Phase 4> (登録:2024-12-24 / 更新:2025-03-01 14:07)
作成者:umiiro 《◆キャラクター確定済み 4 》
アイリが残した紙切れ
 
「まつろう影が振り返るはずもなく。 後ろに佇む姿かたちなど捉えられるわけもなく」
「掲げたはずの星も見えず、立ち込める暗闇は悪夢への階のよう」
「やがて朝が来る。 夜の終わりを告げに、白い陽が昇る」

「僕がついて行けるのはここまで。 尤も、そんなことわかっているだろうがね」


長い尾を揺らすように、暗がりに佇む"それ"は不意に笑みをたたえる。
眩しいばかりの暁光を鬱陶しく思うように細めた双眸さえも、あたかもそう彩られたように思えた。


「天上の星など見えなくとも、君が抱いた夢は消え失せなどしない」
「叶えたい夢は叶ったかい。 それとも、新しい望みでも見つけたかい?」


「君ならばいっとう、本質的に──僕のようなものを忌避するだろう」
「構わないさ。 君が無我夢中にでも真直ぐ突き進もうとするように、僕が僕であるように」


「近しくて遠い隣人へ。 望むものは多かれど、好きに生きる今の実りさえあればいい」
「いつかいつかの日への望みを開花させるために。 ただ蹲るように、そこに留まりながら」


「やがて散華するとしても、それだけが唯一の望みなのだから」
「そこに後悔などありもしないだろう。 たとえ希望が見えなくとも」


「夢の傀儡に、追わねばならぬ星など見えるはずもないんだよ」
「命運など信ずることもない。 眼前に広がる景色だけが現実なのだから」
「自由で、奔放で。 行きつく果ても見えない。 それだけが、確かに望んだ世界だ」


寂しさを伴わせるような沈んだ声色で、淡々と語るように"それ"は云う。
彼が暗闇へと向き直れば、そこには燦然と瞬く光がひとつあった。そうして、


「──君にはどんな景色に見えている?」
「答えなくとも構わないさ。 興味本位だよ」
「ただ。 願わくば、」


"それ"は、__男は、額縁に手をかけるようにゆっくりと暗がりに触れる。
身もよだつような蟠る闇夜のただなかに、意識が囚われんばかりの光が降り注いだ。



「振り返ることのなくなった、──いつかの憧憬がそこにあればいい、と」
「そう思うらしい。」





黒猫が一匹、鳴いている。
廃れたアトリエに人影などあるはずもなく、ただ溢れんばかりの陽光が景色を照らし出した。
乾いた絵のパレット。がらんどうの額縁。打ち捨てられた絵筆。
忘れ去られたようなそれらは、ただあるべき場所で眠りに就いている。

「猫も杓子も、征くべき先にいきつくだろう」
「夢の最果てへ。 そうあれと、そう望んだのだから」
 
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