チーム:AM
キャラクター名:虚弱体質のイナンナ
生い立ち:『ねえ、パパ。可愛い娘達のためにちょっと命削ってくれない?』
勉強がとんでもなく嫌いな双子の姉が、愛用の鞭を持ってどこかへ逃げ出した。生まれ持っての虚弱体質故に外へ出た翌日は必ず寝込んでしまうため究極のインドア派だが、頼りの母は冒険に行き、兄は叔父のところに行ってそれぞれ不在。城主で仕事に埋もれてる癖に城を空けて助けに行くと駄々こねる過保護な父を正論で黙らせて、父の時空魔法(※命を削る禁術)でここまでやってきた。
『……置いていかないで、ナンナ。戻ってきてよ』今はもう、衝動に任せて魔法を繰り出すことしか出来ない。
JOB:魔法使い
技1 ヴァハ (魔法) MP3 命中72 範囲3
技2 ヴァハ (魔法) MP3 命中72 範囲3
技3 ヴァハ (魔法) MP3 命中72 範囲3
技4 頭の体操 (その他) 自分のMP+2
技5 ヴァハ (魔法) MP3 命中72 範囲3
技6 ヴァハ (魔法) MP3 命中72 範囲3
技2 ヴァハ (魔法) MP3 命中72 範囲3
技3 ヴァハ (魔法) MP3 命中72 範囲3
技4 頭の体操 (その他) 自分のMP+2
技5 ヴァハ (魔法) MP3 命中72 範囲3
技6 ヴァハ (魔法) MP3 命中72 範囲3
宝箱:空っぽ (何も入っていなかった....)
ID:691 <Phase 4> (登録:2021-12-26 / 更新:2022-01-26 10:47)
虚弱体質のイナンナが残した紙切れ
イナンナ•セファレイエ
出身:フォリウムの廃倉庫
肩書:レプティス第二公女(三兄妹の末っ子)
素質:赤翼の(邪)神オファニスの回帰の術
年齢:外見年齢は十代半ばほどだが、肉体の成長が早すぎて精神の成長が追い付いておらず、精神年齢は十代前半。
武器:鞭(僕の翼獅子を操るための物 ※姉が持ち去った)、短剣(護身用)、杖(ちゃんと魔法使いをやるとき)
種族:吸血鬼喰らいと吸血鬼のハーフの吸血鬼喰らい(シルヴォン) ※兄と姉は吸血鬼
得意属性:氷
【記憶】
──悲嘆の記憶
──出会いの記憶
──ネコの記憶
──母との記憶
──悪夢の記憶
──“お祭り”の記憶
──離別の記憶
──決意の記憶
──トリの記憶
──侵食の記憶
──傍観者の記憶
──悪夢の真実
──少女の祈り
──別れと出会いの記憶
─ ─ ─
─ ─ ─
『イナは、泣かなかったよ。ちゃんと、自分の意思で、魔法を使えたよ。どんな強い相手でも最後まで、諦めなかったよ』
一面真っ赤な水溜まりの中心で、指一本動かせずに、ただ辛うじて光を灯す瞳に星空を映し込む。
『自分の意思で……みんなを守ろうとしたよ』
意識が遠ざかっていく。どんどん身体が冷たくなっていく。感覚が、音が消えていく。
『こんな身体で守れるものなんて、無いかもしれないけど……体が、動いちゃったんだ』
自分で命を捨てる様なこんなこと、怒られちゃうかな。らしくない、って言われちゃうかな。でも……。
『イナは、立派だった、かな? 良い子だった、かな……? ──良い子に、してたから。ちゃんと、迎えに来てくれる、よね……』
少女は、微笑みを浮かべて、その瞳に一際輝く二つの星を映したのを最期に、目を閉じた。
“お祭り”から帰ってきて、1か月くらいかな。
無茶した反動は本当に酷くて、身体を起こせるようになったのもここ数日のことくらいで、みんなに心配をかけてしまった。
眠って居る間も、ママとナンナが、一緒に戦ったり遊んだりした子たちが流されていく夢を見て、魘されていたらしくて本当に心配させてしまった。
でも……後悔はしてないよ。
あの場所であったことを記した日記帳は失くしてしまったけれど、その記憶は全部私の中にある。
もし、あの日記帳を拾った人が居たら、もしかしたら、語り継いでくれたりするかもしれないからね。
痛い思いも辛い思いも沢山して、泣いてばかりだったけど、楽しい思い出も、いっぱいあった。
部屋で引き籠ってばっかりだった頃には知らなかったことをたくさん知ることが出来た。
──大切な、友達も出来た。
あの子の大事な手紙を、間違って持って帰ってきてしまったんだ。
私と同じでお姉ちゃんを探してたあの子のお姉ちゃんに宛てた手紙。
また、あの“お祭り”に行けば会えるだろうか……だったら、ちゃんと返しに行かなきゃね。
少女は、手紙を引き出しに大事にしまい込んで、魔導書を手に取り微笑んだ。
出身:フォリウムの廃倉庫
肩書:レプティス第二公女(三兄妹の末っ子)
素質:赤翼の(邪)神オファニスの回帰の術
年齢:外見年齢は十代半ばほどだが、肉体の成長が早すぎて精神の成長が追い付いておらず、精神年齢は十代前半。
武器:鞭(僕の翼獅子を操るための物 ※姉が持ち去った)、短剣(護身用)、杖(ちゃんと魔法使いをやるとき)
種族:吸血鬼喰らいと吸血鬼のハーフの吸血鬼喰らい(シルヴォン) ※兄と姉は吸血鬼
得意属性:氷
【記憶】
──悲嘆の記憶
──出会いの記憶
──ネコの記憶
──母との記憶
──悪夢の記憶
──“お祭り”の記憶
──離別の記憶
──決意の記憶
──トリの記憶
──侵食の記憶
──傍観者の記憶
──悪夢の真実
──少女の祈り
──別れと出会いの記憶
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『イナは、泣かなかったよ。ちゃんと、自分の意思で、魔法を使えたよ。どんな強い相手でも最後まで、諦めなかったよ』
一面真っ赤な水溜まりの中心で、指一本動かせずに、ただ辛うじて光を灯す瞳に星空を映し込む。
『自分の意思で……みんなを守ろうとしたよ』
意識が遠ざかっていく。どんどん身体が冷たくなっていく。感覚が、音が消えていく。
『こんな身体で守れるものなんて、無いかもしれないけど……体が、動いちゃったんだ』
自分で命を捨てる様なこんなこと、怒られちゃうかな。らしくない、って言われちゃうかな。でも……。
『イナは、立派だった、かな? 良い子だった、かな……? ──良い子に、してたから。ちゃんと、迎えに来てくれる、よね……』
少女は、微笑みを浮かべて、その瞳に一際輝く二つの星を映したのを最期に、目を閉じた。
“お祭り”から帰ってきて、1か月くらいかな。
無茶した反動は本当に酷くて、身体を起こせるようになったのもここ数日のことくらいで、みんなに心配をかけてしまった。
眠って居る間も、ママとナンナが、一緒に戦ったり遊んだりした子たちが流されていく夢を見て、魘されていたらしくて本当に心配させてしまった。
でも……後悔はしてないよ。
あの場所であったことを記した日記帳は失くしてしまったけれど、その記憶は全部私の中にある。
もし、あの日記帳を拾った人が居たら、もしかしたら、語り継いでくれたりするかもしれないからね。
痛い思いも辛い思いも沢山して、泣いてばかりだったけど、楽しい思い出も、いっぱいあった。
部屋で引き籠ってばっかりだった頃には知らなかったことをたくさん知ることが出来た。
──大切な、友達も出来た。
あの子の大事な手紙を、間違って持って帰ってきてしまったんだ。
私と同じでお姉ちゃんを探してたあの子のお姉ちゃんに宛てた手紙。
また、あの“お祭り”に行けば会えるだろうか……だったら、ちゃんと返しに行かなきゃね。
少女は、手紙を引き出しに大事にしまい込んで、魔導書を手に取り微笑んだ。