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決めセリフ:マジメにやるってば!
死にセリフ:貴方!貴方覚えてなさい!
リージョン【ニオベ】(無所属リージョン)
(かばん):ごはん係のおやつ
(かばん):スキップジャックの直筆サイン
装備枠(首):
チーム:AM
キャラクター名:ルセルとヴィアフ
生い立ち:「ではヴィアフ、まず貴方は敵の目をひきつけておきなさい。それからその間に精霊とやらを呼んでおきなさい」「それ俺様しか働いてなくね?」「俺はその間に後ろでお茶を飲んでます」「俺様しか働いてなくね!?」
JOB:精霊術士
技1 精霊ってなんだよ
技2 俺様死霊術しか使えねえよ
技3 疲弊
技4 まだ終わってないんですか
技5 あんたなんもしてねえだろ
技6 もう魔力もねえって
宝箱の中身はまだ分からない…
ID:768 <Phase 4> (登録:2024-12-24 / 更新:2025-03-07 17:01)
作成者:NIKUMAN 《◆キャラクター確定済み 4 》
ルセルとヴィアフが残した紙切れ
◾️購入品
・アウロラさんの深譚の星
「なんだか綺麗で興味深かったので買ってしまいました。
去年俺の売り物を買っていただいたことですし、ちょうどよかったです」
「あんたそういうの覚えてんのか、意外だな」
「口を慎みなさい天高く吹き飛ばしますよ」
「星になれってか……?」

・ごはん係さんのおやつ
「おやつですって。ふふ、何が入ってるやら……
ヴィアフ、貴方も頭を垂れ懇願するのであれば一欠片ほど恵んであげなくはないんですよ?」
「いらねえよ」
「は?」
「えっなんでキレられてんの?」

・天使ザカライアさんのエクセプトハー
「この世界では、これがあれば倒れても起き上がらせてもらえるようですね。
しかし肝心の使用者は絶命してしまうとか。
そこでヴィアフ!」
「嫌だ!!!」
「この世界は危険だらけですから、帰るまでに俺が倒れた場合即刻これを使いなさい!」
「嫌だっつったろ!!!!」






・yakkoさん、metro03さん、isagogoさん、necoさん、kadoさん、kamabokoさん
 VSHEEPさん、kurukuru1938さん、popsayuさん、demiさん、AodamaSappさん
 popsayuさん(2回目…!?)、pine4030さん
 お茶会へのご参加ありがとうございました

◾️シール履歴(ありがとうございます)
・バラ(metro03さん)
・ハート(Wishさん)
・ハート(popsayuさん)
・ぴよ、おさかな(pine4030さん)
「同じ方が2枚も置いていった?ふっ、やはり銀河最強のエルフたるこの俺は……
おや、こっちは魚のシールじゃねえですか。
去年でしたっけ、なんだかぼんやりした人間さんに押しつけたものと、同じような……」

◾️ほぼ全身





**短い未来の話**


右に咲くは滅びの赤、蝕むは古よりの黒。
呪縛はそのエルフの意識を侵食し腑を食い破り、完全なる滅びの手駒とすべく、
深淵にも似た口を開いてそれがおちてくるのを待っていた。
彼はそれに打ち勝つため、何十年も狂気めいた執念でもって抗い続けていた。
だがその狂気すら飲み込もうと、ついに深淵は闇色の手を伸ばす。
振り払いきることもできず、彼は日を追うごとに覇気を失い自我にその穢れた指が触れ、
確実に追い詰められていた。

ある時から、彼は時折何かに操られているかのような様子を見せるようになった。
大抵すぐ元に戻っているけれど、原因がわからない。
彼自身に聞いても、よくわかっていないのか答えを得られることはなかった。
側にいても対処できないと判断した半幽は、対抗策を求めいくつもの地を彷徨った。
彼の隠れ家である研究所から離れあちこち駆け回り、集められるだけの情報をかき集めた。
旅の途中で、何か大いなる力が彼を蝕んでいるらしいと掴んだが、しかしそれが何なのか、
何をすればいいのかはてんでわからなかった。

途方に暮れていたある日、とある組織の使者を名乗る存在が近づき半幽に声を掛けた。
その仲介により半幽は、人類の繁栄を謳う組織の頂点に君臨している人物、
『天使』と面会する機会を得た。
真白い髪のそれは、彼に取り憑いている『滅びの思念』について語った。

曰く、それは古より滅びを望んだ者たちの思念が、凝結し力を得たもの。
曰く、それは初めから憑いていたもの。
曰く、それから解放する方法は、取り憑かれた者の息の根を止めることのみ。
あのエルフを仕留められる者など限られる。そしてキミはその居場所を知っている。
であれば。

そう悠然と言い放ち、半幽へ手を差し伸べた。

そんなことあってたまるかと、半幽はあがいた。貸し与えられた資料庫を荒らし回り、
はたまた外へ飛び出してその悍ましい存在を霧散させる他の方法を追い求めた。
残った肉体を損壊し魔力体すら擦り切れさせながらも、半幽は力の限り抗い続けた。
ただひとりのために、そこまで何かしたことはなかったのではないかというほど、
それは手を伸ばし探し続けた。

しかし、そんなものはどこにもなかった。あらゆる資料も、大量に蓄積された知識も、
何も役に立たなかった。取り憑かれた者の行末は、破滅のみである。
もう、半幽は疲れ果てていた。

久しぶりに隠れ家で会った彼は、尚も己の意地で立ち続け宿願へ向かって走り続けていた。
しかし痛みで床に伏せる時間は以前より大幅に増えており、
相当に弱っていることは間違いなかった。苦痛に苛まされながらも目を見開き歯を食いしばり、
依然として気高さを保とうとはしていたものの、限界が近いことは見えていた。
ぎらぎらと燃えていたはずの翡翠と烈火の眼は濁り、消耗の色を滲ませている。

あれほど強靭だった彼ですら、こんなにまでなってしまった。
半幽は、何もできないと悟った。
持っている何もかもが届かず、彼はこのまま大いなる力に食い破られてしまうのだろうと、
どうしようもなく理解せざるを得なかった。
ならばせめて、一刻も早くその苦痛を終わらせ、
完全に意識を奪われる前にどうにか楽にしてやりたいと、考えてしまった。
平気な振りをし微かに震える手で紅茶を飲む彼を、なんとか解放してやりたいと、
そう願ってしまった。

されど脆弱な半幽は、自分の手で終わらせようにも、
彼には到底敵うわけがないことを知っていた。
なにせ、彼との喧嘩で勝てた試しがない。
勝てないどころか、大抵一瞬で方をつけられてばかりだった。
実りのないことをいろいろ言い合って、
お互い手が出たと思ったらあっという間に床に転がされていて。
そう、だから、もうひとつしかなくて。
あーだこーだと騒ぎ合った日々が、暗澹たる脳裏をただ過ぎる。
何かと難癖をつけられいらないことを言って、意味もなく争って、
そしてのんびりお茶を飲んで。
不思議そうにこちらへ向けられた視線が、ずいぶん遠くにあるように感じられた。
軽く咳き込み、彼がまたカップを傾ける。
ビスケットは、山のようにうずたかく積まれたままだった。
一言、聞こうとして、しかしすぐにやめてしまった。
彼が、素直に答えるわけがない。

次の日、半幽は再び人間のもとを訪れた。
ゆらりゆらりと死人じみた足取りで、死神のような真白い髪の『天使』の聖域へ、辿り着く。
『天使』はただ、玉座にて待っていた。

半幽は、その前へと歩み出て、

その『天使』に、

最愛の彼を終わらせてやれるという人間たちに、

彼の

隠れ家の場所を


──『天使』は、満足気に微笑んだ。
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