これはルルクスさん絵のわんころ



■物語のはぐれ神
異世界出張をする際には「わんころ」と名乗ることが多いが、これ自身に個有名はない。
というのも、自由自在にあらゆる物語に潜り込み、あるいは自分の箱庭に存在する物語を書き換えることが可能であり、自在に存在を変えて登場することができるためである。
凄そうに聞こえるがただのネタ要因である。


■能力『ストーリーテラー』
物語を書き換えることにより、運命操作を行うことができる。愛用しているものは万年筆。
彼女の所属する世界群の物語を、彼女は好きに歪めることができる。
好きな物語傾向はハッピーエンド。性格が胡散臭かったり過去をどぎつくしたり可哀想可愛いを語り始めるが、幸せにならなかったら泣き叫んで数日落ち込む。
なお自分の領域を出れば途端に無力になる＆手を封じると何もできなくなるのはご愛敬。





売り物
■後輩の人権
「私の価値安すぎだろこら！！　オイ！！
　奴隷オークションでももっと高値だったが！！？　ていうか天丼なんだよこんなお家芸のように売るな！！！！」
「しかも売って30秒ぐらいで売れた！！　張ってたんかお前！！」


■ハッピーエンドの物語
「私の描く物語は全部めでたしめでたしですよ。
　これは中でもお気に入りな、魔狼と王女様のお話です。雪降る森の、何処か切なくとも優しい暖かな物語をお楽しみくださいませ」「メデューサのような方が買われていきましたね。ふむ、メデューサですか。書いたことないですね。何か思いついたら、また書いてみるとしますか」


■人の心がない物語
「あっ懐かしい〜！　これ現代怪奇もので、人間のフリして生きている子供のアルウラネが、クラスメイトの人間の体調が悪そうだったので助けようとするんですよ。栄養不足だと思って花壇に生き埋めしたせいで、人間たちに化け物と分かって神巫師に殺される話なんですよ。しかも過激派神巫師なせいで、目の前で妖怪は悪と説いて殺すんですよね。
　人の心無いな……え？　最強のあの人が買った？　これを？　…………い、いやっっっ！！　物凄く、いやっっっ！！」


■海色の万年筆
「私が万年筆沼に落ちるきっかけとなったやつですね。青軸のラメがとっても綺麗なんですよ。限定なのでもう売ってませんが。それに力をちょこちょこっと込めて改造して、今では魔法具として使ってます。売ったものは勿論レプリカですよ？」
「黒くて丸い方がお買い上げされて……ろ、ろにだ！　あれろにだ！！」


■夢幻の手帳
「私が所有している手帳のうちの１つです。魔法具の１つで、物語を映し出す、書き加える際に使用するものです。因果操作にも使用しますよ。
　あ、これは何冊もあるので本物です。これはミントグリーンのほどほどのサイズのやつですね」