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決めセリフ:奇跡なんて…ありませんよ
死にセリフ:ポラリス…待ってくれ…
リージョン【フォーリングラブ】(無所属リージョン)
チーム:AM
キャラクター名:トルーノワール
生い立ち:「……私は、僕は?何のために?ポラリス…きみは…?どこに…?待て、待ってくれ…ここは…?暗い…闇?…………違う、俺は、妹を…ポラリスを探さなければいけないのです。」支離滅裂な闇の中で彼は【妹を探し続けている】。彷徨い続けた先で出逢えるかどうかは運命次第。※彼の使う【ヴァイスクロイツ】は技名が【シュヴァルツクロイツ】に変更される
JOB:ナイト
技1 かばう     (強化) MP1 速さ-25% 死ぬまで効果。自分より低HPの仲間への物.魔.銃.自爆攻撃を肩代わり。かばった仲間のHP+1+<精神÷2>
技2 防御      (強化) MP3 自分以外の仲間を<盾>化(1回だけ被物理・銃・自爆攻撃Dmg半減)、防御+1
技3 クロイツ    (物理) MP3 命中110 攻撃後、相手のHP+1 3ターン以上で発動可
技4 精神統一    (その他) 自分のMP+4 HP-6
技5 ヴァイスクロイツ (物理) MP4 命中120 範囲2 攻撃後、相手のHP+1 5ターン以上で発動可
技6 ヴァイスクロイツ (物理) MP4 命中120 範囲2 攻撃後、相手のHP+1 5ターン以上で発動可
宝箱:空っぽ (何も入っていなかった....)
ID:20 <Phase 1> (登録:2021-12-04 / 更新:2022-01-28 22:11)
作成者:ayaha3838 《◆キャラクター確定済み 1 》
トルーノワールが残した紙切れ




俺は今、ここにいる。何もない空間。
意外とあっけないような気持ちになった。
俺が、倒れなければ、そんな気持ちで埋まっている。
誰かの声が聞こえた気がした。
「振り返ってみろよ?意外とそういう機会が無いと、分からないからな!」
………俺は後ろを見た。
そこには、今まで戦ってきたもの、買ったもの、戦線を共にしたもの………ここで体験した全ての物があった。
キラキラと星の様な景色、………俺は、俺以外が見るかもしれなかったこの景色を…
「奪ってなどいないさ!君が辿ったように、皆にもそれぞれ見た景色があるんだよ!悔いが残る残らない、プラスマイナスは置いといて!」
……それぞれ見た景色、か。そういえばこの声の主は誰だ?辺りを見回した。
「…バーカ!やっと気が付いたかよ、トルーノワール!」
その声の主は学ランを着たアイツだった。横には金色の髪の赤い目をした少女が居る。

俺は直ぐに分かった、ポラリス、ポラリスじゃないか…!
「おにーちゃん、また会えて嬉しいのです!髪の毛も真っ黒になって…本当にどこにいっていたのですか!?ほんとーにいと心配だったのですよ!」
「…俺は、ちょっと離れなきゃ行けない事情があったんだ…でも、何にせよ……また、会えて良かった……」
俺の存在は矛盾しているかもしれない、けれど目的は果たした。……体が、崩れていく感覚がする。いよいよ、限界が来てしまったのだろうか。
「…本当に最後の最後、ギリギリまで、分からないものですね」
そういうと、学ランのアイツは
「…んじゃ、あぶねーから妹ちゃんは元の世界に帰らせるとして…アンタは、楽しかったか?ここまでの道のり」
と言った。
答えは決まっている。
「………もちろん、悔しさに飲まれていますが、楽しかったに決まっているでしょう。」

バザー
・黒色の金平糖
甘く輝く星のようなお菓子。その色は不気味なくらいの黒色だ。
買ってくれる方が居た。とても可愛い羊と…まほうつかいと…熊と…鴨…
ともかく、沢山の方が来た、だから少し多めに渡した。

・十字のイヤリング
所謂ダガー(†)の形をしたメタルチャームが付いたイヤリング。彼にはもう必要の無いものらしい。
買ってくれる人が居た。少女とイタチらしき者達と…赤いパーカーを着た少年、楽しそうな雰囲気だなとトルーノワールは思った。家族か…ふと、妹の事を思い出した。

・買い過ぎた包帯
勿論使っていない、ストックにしたって多過ぎるなと思ったから売りに出した。
買ってくれる人が居た。1人は老兵、1人は思念体。怪我の修復に包帯を多く必要とするのだな、と納得が直ぐに出来た。……思念体の者は言った。未来は過去と共にある、と。…この辿った道もいつか力になるのだろうか、トルーノワールはそう思った。

・闇の宝石
真っ黒になってしまった宝石。元はキュービックジルコニアと言う名前の宝石だったらしい
買ってくれる人が居た、戦いの果てに目指しているらしい。横にある鍋に入ったセロリも気になるが気にしない事にした。……ひとつ気がついた、あの人間が集めてるものには法則性がある。その人間は真っ直ぐに進んでいるように思えた。

・武器のレプリカ
トルーノワールが持っている青い宝石の付いた斧のレプリカ、鈍器。
買ってくれる人がいた。…この前、果実酒を売っていた吸血鬼だ。また会う事になるとは思っておらず、行商をしているという事、悪魔との話などを聞いたり、俺が体験したほんの少しの冒険の話をした。最後に彼は「妹さんと会えると良いね」と言い、去っていった。

・服の予備
トルーノワールが着てる服の予備、光を吸い取り暗闇でも暖かい………かもしれない。
買ってくれる人が居た。姉を探しているらしい。…双子は、産まれた時からずっと一緒だと聞いた。離れてしまった時の、空虚な感覚も人一倍だろう。
…それはそうと、少し目線が痛い気がした、ひょっとするとポラリスにもこういう目で見られる事もあったのだろうか?そう思うと、微笑ましい光景なのだろうな、と思った。

・白色矮星の角灯
角灯の中に入っているこれはトルーノワールが奪った星の一つ。彼の生き方の象徴の一つ。それは彼の死の象徴。
買ってくれる人が居た、海辺で物や生物を拾う少女と、野菜を美味しくしていると言う宇宙人。同じリージョンで、少女とは共に戦った事もある。……せめてこの者達の行く道の微かに照らす光になれば良いなとトルーノワールは思った。

・生きた証
黒い欠片のように見える、ただ、光に透かすと星のような欠片も見え、虹色に輝くだろう。これは様々な思いが詰まったような暖かい欠片。

……そして、紡がれた物語で、生きることを思い出した青年の最後の欠片。
「貴方達が生きる世界に、幸せがありますように。………戦線を共に出来て、良かったです。俺は、最果ての滝の図書館で、一休み、してきます。」

…そんな声が、聞こえてきたかもしれない。
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