チーム:ST
キャラクター名:一般男子高校生
生い立ち:いっけなーい!遅刻遅刻!僕、普通の高校一年生!ある日急いでたら突然見知らぬ幼女が「久しぶりだね!だね!」なんて声を掛けてくるし、突然変なバトルに巻き込まれるし、しかもなんだか僕には僕も知らない秘密があるらしくて…?一体これからどうなっちゃうの~!?/舞台が完遂されたとて、それでも役者も役も消えはしない。───これは神様の暇潰し。長い永い時間が経って、彼がいなくなった後も、彼をなぞる神様の話。
JOB:剣士
技1 食パンを咥える (構え) (強化) MP1 命中+1 & <構え>化 (1回だけ被物理攻撃時に相手へ物理攻撃(威力:+DEX+AGI))
技2 曲がり角へダッシュ (精神統一) (その他) 自分のMP+4 HP-8
技3 全力タックル (でこぴん) (物理) 命中65
技4 炎のような傷 (鎌居達) (物理) MP4 命中60 3回攻撃、<切傷>化(被Dmg+1・毎ターンHP-1) 4ターン以上で発動可
技5 可愛い術符 (桜吹雪) (特殊) MP5 命中80 範囲10 威力1 5ターン以上で発動可
技6 到達者へ (村雲の剣) (物理) MP6 命中95 威力+99 最も近い相手対象 6ターン以上で発動可
技2 曲がり角へダッシュ (精神統一) (その他) 自分のMP+4 HP-8
技3 全力タックル (でこぴん) (物理) 命中65
技4 炎のような傷 (鎌居達) (物理) MP4 命中60 3回攻撃、<切傷>化(被Dmg+1・毎ターンHP-1) 4ターン以上で発動可
技5 可愛い術符 (桜吹雪) (特殊) MP5 命中80 範囲10 威力1 5ターン以上で発動可
技6 到達者へ (村雲の剣) (物理) MP6 命中95 威力+99 最も近い相手対象 6ターン以上で発動可
宝箱:空っぽ (何も入っていなかった....)
ID:233 <Phase 1> (登録:2023-12-01 / 更新:2024-02-01 00:02)
一般男子高校生が残した紙切れ
一般男子高校生の使い込んだノート
→ありふれた、ただの学校で使い込まれたノート。
成績はほどほど。
一般男子高校生の稲荷寿司
→好きなものは甘いものだけど、これはちょっと違う気がする。お菓子とか、砂糖とか。
でも食べると、懐かしい感覚。
一般男子高校生の謎の釘バット
→僕のじゃないんですけど!!!!!!
多分普通の釘バット。多分。……なんか変な感じがしなくもないけど。
一般男子高校生の無意味な符もどき
→いつかの誰かが使っていたけれど、これはただの紙切れでしかない。何の力だってない。
……とか、聞いたけど。なんだろうね。僕の役には立ったけど。
++++++
ある一つの舞台があった。
巡り続けて、どんな結末を迎えたとしても先へ進めない物語。
そこに彼と、神様はいた。
───長い永い時間が経った。
巡っても巡っても、憶えているのは一人だけ。記憶を引き継がされるのは一人だけ。
彼も神様も、その一人ではなかった。主人公では、なかった。
だから彼らにとって、それはただの21年で。生まれてからの16年で。
ありふれたただの一年の生だった。
舞台が完遂される日は未だ来ない。
21年は今も繰り返されている。
だからこれは、きっとただの幻想なのだろう。
幸福な結末で追われたらという、夢でしかなかったのだろう。
幸福な結末で、舞台の最後を締められたとして。
神様にはそれでも終わりなどないものだから。その舞台の記憶を共有できるのは、いずれほんの一握りになってしまう。
彼女達との逢瀬は、これで100回目。10年に一度の繰り返し。
何度も再会をして、そうして、この出会いもまた忘れられるのだろう。
++++++
「……おかえり」
「おや、遅かったじゃないか。珍しいな、そんなに長く一人で狐さんに会いに行くなんて」
「ただいま、ただいまー!
うーん、ちょっと遊びに行ってたんだよ、だよ。途中で終わったんだけど、せっかくなら最後まで見ていこってことになったんだ、たんだ」
「へえ、そうなんだ。なにやってたの?たのしかった?」
「うん、なんかあいつ活躍してたよ、たよ!
ほら、覚えてる、てる?ミオがいつだったか行ってたお祭りの、あのー、あのー……」
「いや、わたしは知らな……ん、いや。メールで聞いたかも。
へえ、今年もやっていたのか!」
「そうだよー!だよー!」
「…………」
「どうしたの、だまっちゃって」
「いや、ううん」
「それでねー、ほら、昔ミオが使ってたやつあったでしょ、でしょ!」
「使ってたやつ?」
「ほら、あの紙切れ!紙切れ!」
「あぁ、あの……
あれがどうしたんだ?なんかそれっぽいだけのやつだろ」
「それがさあ、なんか今回何度か桜出しててね、出しててね……」
「…………」
「いつ来た狐だったんだろう」
「いつ来た澪だったんだろう」
「今会える狐、同じ、限らないよね」
「繋がってるの、どこなんだろう」
「時間、きっと、同じじゃない」
「……」
「いっか」
→ありふれた、ただの学校で使い込まれたノート。
成績はほどほど。
一般男子高校生の稲荷寿司
→好きなものは甘いものだけど、これはちょっと違う気がする。お菓子とか、砂糖とか。
でも食べると、懐かしい感覚。
一般男子高校生の謎の釘バット
→僕のじゃないんですけど!!!!!!
多分普通の釘バット。多分。……なんか変な感じがしなくもないけど。
一般男子高校生の無意味な符もどき
→いつかの誰かが使っていたけれど、これはただの紙切れでしかない。何の力だってない。
……とか、聞いたけど。なんだろうね。僕の役には立ったけど。
++++++
ある一つの舞台があった。
巡り続けて、どんな結末を迎えたとしても先へ進めない物語。
そこに彼と、神様はいた。
───長い永い時間が経った。
巡っても巡っても、憶えているのは一人だけ。記憶を引き継がされるのは一人だけ。
彼も神様も、その一人ではなかった。主人公では、なかった。
だから彼らにとって、それはただの21年で。生まれてからの16年で。
ありふれたただの一年の生だった。
舞台が完遂される日は未だ来ない。
21年は今も繰り返されている。
だからこれは、きっとただの幻想なのだろう。
幸福な結末で追われたらという、夢でしかなかったのだろう。
幸福な結末で、舞台の最後を締められたとして。
神様にはそれでも終わりなどないものだから。その舞台の記憶を共有できるのは、いずれほんの一握りになってしまう。
彼女達との逢瀬は、これで100回目。10年に一度の繰り返し。
何度も再会をして、そうして、この出会いもまた忘れられるのだろう。
++++++
「……おかえり」
「おや、遅かったじゃないか。珍しいな、そんなに長く一人で狐さんに会いに行くなんて」
「ただいま、ただいまー!
うーん、ちょっと遊びに行ってたんだよ、だよ。途中で終わったんだけど、せっかくなら最後まで見ていこってことになったんだ、たんだ」
「へえ、そうなんだ。なにやってたの?たのしかった?」
「うん、なんかあいつ活躍してたよ、たよ!
ほら、覚えてる、てる?ミオがいつだったか行ってたお祭りの、あのー、あのー……」
「いや、わたしは知らな……ん、いや。メールで聞いたかも。
へえ、今年もやっていたのか!」
「そうだよー!だよー!」
「…………」
「どうしたの、だまっちゃって」
「いや、ううん」
「それでねー、ほら、昔ミオが使ってたやつあったでしょ、でしょ!」
「使ってたやつ?」
「ほら、あの紙切れ!紙切れ!」
「あぁ、あの……
あれがどうしたんだ?なんかそれっぽいだけのやつだろ」
「それがさあ、なんか今回何度か桜出しててね、出しててね……」
「…………」
「いつ来た狐だったんだろう」
「いつ来た澪だったんだろう」
「今会える狐、同じ、限らないよね」
「繋がってるの、どこなんだろう」
「時間、きっと、同じじゃない」
「……」
「いっか」