(かばん):現金キックバックのパーティー券
(かばん):狐と烏と烏兎匆匆の緑色の缶詰
装備枠(首):曖昧カブリの猫かぶり
装備枠(右手):
(かばん):狐と烏と烏兎匆匆の緑色の缶詰
装備枠(首):曖昧カブリの猫かぶり
装備枠(右手):
岡崎ガブリが残した紙切れ
---------------------------------------
「お前、死んでたよ。」
「やっぱり?」
奢って貰ったフランクフルトを齧りながら返す。
警官のクソ長いお話からようやく解放されて、わたしたちは庇の白ペンキが禿げかけたコーヒースタンドですこし休憩する。島薗はコーヒーとタバスコ。ヒクイドリの間では流行りだそうだ。
「サイフくらいは持っときなよ」
「人居なかったしさ。島薗も居たし」
「岡崎と違って私は文化人なんだ」
動物園...表の、には、幼い頃一度だけ行ったことがある。母に連れられて、上野駅を降りた。パンダが来るとかなんとかで、母は妙にウキウキだった。その時の父の記憶はない。父はおそらく、パンダなんて、と、吐き捨てて家に残ったのだろう。父はそういう人だった。まだ、パンダが合法だった頃だ。
マチガワレルカラキヲツケナサイヨ
こんな所にいると。何を何に間違うというのか。
少し笑いが込み上げてくる。彼らの最初の直感は多分正しかった。
「あれ、さー。最初に岡崎から話聞いてネットで調べた時、クソ与太だと思ったんだよね」
「あー言ってたね」
「アングラの悪ノリ、みたいな。鮫島とかのさ。そのTもそういうノリの品かって」
「やーこれはそういうノリのアレだと思うよこのTは」
帰りしな、島薗に、また行くのか? と聞かれた。殺される、と笑った。
そうだね、と島薗。お前不躾だから。
---------------------------------------
「お前、死んでたよ。」
「やっぱり?」
奢って貰ったフランクフルトを齧りながら返す。
警官のクソ長いお話からようやく解放されて、わたしたちは庇の白ペンキが禿げかけたコーヒースタンドですこし休憩する。島薗はコーヒーとタバスコ。ヒクイドリの間では流行りだそうだ。
「サイフくらいは持っときなよ」
「人居なかったしさ。島薗も居たし」
「岡崎と違って私は文化人なんだ」
動物園...表の、には、幼い頃一度だけ行ったことがある。母に連れられて、上野駅を降りた。パンダが来るとかなんとかで、母は妙にウキウキだった。その時の父の記憶はない。父はおそらく、パンダなんて、と、吐き捨てて家に残ったのだろう。父はそういう人だった。まだ、パンダが合法だった頃だ。
マチガワレルカラキヲツケナサイヨ
こんな所にいると。何を何に間違うというのか。
少し笑いが込み上げてくる。彼らの最初の直感は多分正しかった。
「あれ、さー。最初に岡崎から話聞いてネットで調べた時、クソ与太だと思ったんだよね」
「あー言ってたね」
「アングラの悪ノリ、みたいな。鮫島とかのさ。そのTもそういうノリの品かって」
「やーこれはそういうノリのアレだと思うよこのTは」
帰りしな、島薗に、また行くのか? と聞かれた。殺される、と笑った。
そうだね、と島薗。お前不躾だから。