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決めセリフ:(手を振った)
死にセリフ:《それではまた次回》
リージョン【フォーリングラブ】(無所属リージョン)
(かばん):黒企鵝のぬいぐるみ
(かばん):よこちむしのよこちむしぬい
チーム:AM
キャラクター名:ライテット
生い立ち:修繕を終えた義体のリハビリがてら、アンビエントでチルな体験をしている。
JOB:テレパス
技1 アシッドレイン (弱体) MP2 範囲4 攻撃・防御を-1、<酸>化(毎ターン攻撃・防御-2)
技2 プラチナレイン (弱体) MP2 範囲4 魔力・精神を-1、<痴呆>化(毎ターン魔力・精神-2)
技3 魔力炉     (強化) MP2 自分以外の仲間を<魔力>化 (魔力:毎ターンMP+1)
技4 準備体操    (その他) 自分のHP+8
技5 頭の体操    (その他) 自分のMP+2
技6 マイティクリティカル (強化) MP3 自分以外の仲間の<クリ>化 (クリ化:クリティカル率+20%)
宝箱:旅人のマント (6ターン目速+5)
ID:257 <Phase 1> (登録:2023-12-01 / 更新:2024-03-13 01:13)
作成者:Imkstia 《◆キャラクター確定済み 1 》
ライテットが残した紙切れ
《祭りが終わりますね》
《寂寥感こそ否めませんが、こうして短期間で開催されること自体は、個人的には有難く思うんですよね。
 ほら、その……年中やっていると、外出期間でないときにずっと蚊帳の外になってしまうので……》

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★いい感じの枝
《文字通り、いい感じの枝です。ふたつ見つけてありまして……。
 いまのところ今持っている一本で事足りそうなので、欲しい方がいればお譲りします》
《……売れ、ましたね?有難うございます。時季を彩る桜であったのか、鶴を囲む松であったのか。
 僕には知識がないので、気になった場合はそちらでお調べください》

★模造宝石バッジ
《外套の留め具になっている、橙の宝石を模した形のバッジです。
 鞄に付ける想定でしたが、来ている服によっては襟に付けても良いんでしょうか》
《ご購入有難うございます。従者に聞いておきましたが、模している宝石はファイアオパールだそうです。
 模造の品ではありますが、貴方も、どうか壮健でありますように》

★空色外套スカーフ
《僕の外套の端材で作られたスカーフです。
 無地なので、お好みで模様を入れても良さそうです》
《って言ってる間に売れたんですよね。
 スカーフは合うだろうな…とは遠巻きながらに思っていましたが、
 赤色の印象があるので、少し意外ですね。ともあれ有難うございます》

★腕輪型記憶素子
《見た目は細身のバングルですが、個人情報の埋め込みができるものです。
 然るべき手段を用いれば情報が読み取れますので、ドッグタグのような扱いを想定していますが、
 単にアクセサリとして付けるのもいいと思います。 …あ、色は金と銀があるので、お好きな方をどうぞ》

《お買い上げ、ありがとうございます。先ずはお名前だけ、内側へ物理的に小さく刻印しておきますね》
《それから…どれだけ入るか……でしたっけ。説明した通り、自分の情報を遺す用途なので、基礎的なものは一通り入るとして……
 僕の担当は”音楽”ですから。貴女の”音”───転じて声のデータ(言葉)なら、かなり詰め込めるはずです。
 ……いまの貴女にとって一番形にしやすいものも、きっとそれでしょう。お薦めしておきます》

───

◯<プペー
買っておいてなんですが、なんですか?これ
《……それはそれとして、なんかあれに似た良さを感じるんですよね。あれ……そう、オタ◯トーン》

───

《エフェクター、お売りいただけて助かります。実物はこんな質感をしているんですね。
 デジタルデータがあれば生きていけるので、こういう物理的な機器というものはあまり持っていないんです》
《帰ったら好きに弄ってみます。これがアレのつまみで、……ここがあれか……なるほどな……》

───

《………大まかな形は見たことがありますが、細部はけっこう異なる点が多い、かな……?
 僕が今生きている場所よりも、後の時代に作られたモデルでしょうかね。帰ったら従者に見てもらおうかな》
《人の時の流れから切り離されて久しいですが、こうした”形の変化”というものを見ると、移ろいを実感します》

───

《…………いや、下……足の部分の再現性、すごいですね……ちょっとひっくり返すのは止めておこうかな》
《帰ったら炬燵に入れておこうと思います。ぬいぐるみとは分かっているんですが、なんだか温めたくなります、コレ》

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《たまには自分の話をしてみろって? まぁ、いいですけど……》

─────────

死後「音楽の魔王」の席についた、元人間。
現在の種族としてはアンドロイドが近いが、厳密に区分するのであれば超常の存在である。

───

魔王、と言っても強大な力や広大な土地を所有するわけではない。寧ろその逆で、存在保護のために生活の殆どを制限されることが多い。
席に付くという言葉もほとんど比喩であり、実情は神のような上位存在から受ける天啓のようなものに近しい。
では何を以て魔王と呼ばれるに至るかと言えば、「存在そのもの」である。

魔王の席に付いた人間は、己が司る概念の、礎として役割を果たすことになる。
もう少し噛み砕くのであれば、「誰かが最初に◯◯を作った」の”誰か”の部分になる。
もしもこの席が空くと、世界からまるごと◯◯という概念が抜け落ちる。最初の”誰か”がいなくなれば、続く誰かもいないからだ。

だから世界はときに選定を経て、ときには偶然に呼びかけて、この仕組みへと誰かを勝手に据える。代替わりもさせる。
これは決して騒ぎにならない。席に付いた瞬間、関係者以外の認識は「初めからそうだ」と書き換えられる。
生きているだけではじまりとされ、その概念を統べる者となる。

───

人間の彼はライテットという名ではなかった。ひどく病弱な男児であり、生涯のほとんどを病室で過ごしていた。
十歳を超えたことは奇跡だと祝われたが、その後十三歳で彼は一度目の命を終える。

問題はここからだった。保険証の裏側に付けていた丸印。まともに動いていた臓器くらいは提供しようとする意思が、彼にはあった。
この際に行われた検査から出力された生体情報が偶然世界に拾い上げられ、彼という存在が遺した臓器とは別に構成され始めた。
そんなことある?実際あったのだ!
(この件に限らず、世界における「そんなことある?」の一部はとある魔女の仕業なのだが、ここでは重要でないため割愛する)
つまり、「音楽の魔王」が代替わる時期に、世界へとちょうど自ら個人情報を提供した形になったのである。

存在を組み上げられたあと、これはそういうものであり、あなたはそういうことになったという説明を傍に居た関係者から受けて。
彼が思ったことと言えば、「前とあまり変わらないな」くらいであった。変化といえば住む場所が世界のどこかになった、それくらいだ。
別に嫌ではなかったし、生前さんざん音楽は聞いていて趣味でもあったし、まぁいいか くらいのノリで彼は頷いたと言う。

「あぁでも、この手の我儘が通るかどうかは分からないんですが、人はやめておきたいです。病弱っていうのは本当に大変なので……」
「アンドロイドとかが楽なんでしょうね。記憶や精神は何重にも冗長性を持たせておいて、体も換装できるようにしておくとか」

我儘は無事に通った。世界からしても魔王に据える人物は長寿なほうが楽であるはずなので、おそらくwin-winだった。
少しずつ体と精神の接続が良くなってきているため、六年前からは年に一度だけ外出を許されている。
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