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戦場に迷い込み何故か魔法少女になった

『……執行出来るならまあ、良いか』

今まで魔法少年になったり、女性に変えられ未亡人だの言われたり
淫魔のコスプレだのメイド服だの旅行連中の一人と服交換したりと色々経験済みなんだよ此方は



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『……負けたか』
私達は負けた
成すすべもなくというやつだろう
けれど

『やはり、終は私には与えてはくれなかったな』
やはり終われないのだろう
嗚呼、分かっている、分かっているとも
結局、私はこうして"居る"し不老不死には終が無い
だからこそ

『早く終われたらと願わずには居られない』
嗚呼、そうだ
結局の所、"疲れた"のだ…私は
真に欲しかった光景は終わりを迎え
処刑人という定義は結局、時代には適さないものとなり
愛や恋が何たるかすら分からない私の愛はきっと"其れっぽいまがい物"だという現実に
手を伸ばすことすらも疲れてしまった

－－だから此から先は期待などしたくはない
あの世界で死と終の概念に愛や欲を削いで貰ったのはその為だ
何も欲する事が無ければ、過ぎた愛を持たなければ少しは生きやすい人生を歩けるだろうと
どうせ奴らに終は来るのだからな

『此の生き方を阻む者が仮に居るのであらば其奴はきっと』

私にとって"敵"なんだろうよ