二回戦敗退。
想像以上の攻撃になす術もなく落ちる。

今年で三年目の戦い。
季節の集まりはこれが最後になりそうだった。
俺はそれを受け入れているけれど、何処か寂しさは拭えないままだ。

戦いの結果を見ていくと、輝く人々が多くて目を丸くした。
自分もあの場に立つという夢がひとつできる。
次は、季節としてでなく、太陽の子としての旅が始まるのだろう。

「……剣をとるよ、戦うために」

これは舞いで美しく見せる為の剣ではない。
戦いで己の強さを魅せるための剣。

太陽の光は暖かい、だが時として。
全てを焼き尽くす程の力を振り撒くことがある。

「次は、本気でやるよ」

そうすれば、あの人も帰ってきてくれる気がして。

───

バザー6 羽毛クッション
俺の羽根を千切って作ったんだ。
人のからだが埋まるくらいに大きいの。
……どれだけ千切ったんだって？
そりゃたくさんだよ、でもすぐ生えるし！

バザー7 命の結晶
水色に光って綺麗でしょ？
俺の命ってすごく軽いんだ。
こうして分割して結晶にしても、すぐに回復してしまう。
けど、これを渡すってことは命を一部預けるってこと。
その意味をわかって手にするのなら、止めないよ。