自作ゲーム『おばけのロッソ』に登場する、主人公の先輩にあたるゴースト二人組です。
こんななりをしていますが、死神の仕事のお手伝いをしています。
原作はここで遊べるよ(宣伝)→https://www.freem.ne.jp/win/game/31197
公式サイトはこちら→ https://sushiwakame518.wixsite.com/rossotheghost



助けてくれ

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ボイスレコーダーが　落ちている…
どうする？

▶️再生する
　何もしない

拾って　再生ボタンを　押してみた。
…少年2人の声が　聞こえてくる…

『ものすっごく　遅刻しちゃって
結局　Phase4の試合に　参加することに　なっちゃったけど…
なんとか　勝てて良かったね！』
『紅石夜の　皆さんは　やっぱり　頼りになったし
お相手の　フォーリングラブの　方たちも　すごく　強かった！』
『次の試合も　頑張ろうね　ペス君！』

『…』
『…ペス君？』

『…オレは　納得してねーぞ！
なんで　途中で　石に　させられるんだ！！
まだまだ　タバスコ　投げ足りなかったのによー！』
『次は　ぜってーに　石になんか　ならねえ！
そうと決まれば　もっと大量に　タバスコ　用意しねえと！』

『…君は　本当に　変わらないね』

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『もしもし　神さま？　ボクです　マリネです』

『あはは　負けちゃいました…
ものすごく　おっきな毒を　くらっちゃって
ボクらには　どうすることも　できませんでした
「よきモチモチ」の　皆さん　とっても　強かった…』

『…はい　なので　今から　そっちへ戻ります
しばらく　お休みしちゃって　ごめんなさい
でも　すっごく　楽しかったです
今度は　神さまも…　って　あ　ペス君！？』

『神さまー！！！　くそーっ！！！
オレ　まだ　タバスコ　投げ足りねえよー！！！
なあなあ　もうちょっとだけ　ここにいても良いだろ？』

『…え？　仕事が　あるから　だめ…？
なんだよ　仕事仕事って！！！
めんどくせーし　行きたくな…　いてぇっ！？』

『…ペス君が　ごめんなさい
とりあえず　今から　戻りますね
それじゃ…　また　後で』

録音は　ここで　終わっている…

不思議な　ゴースト2人は　どうやら
あちら側の世界へ　帰ってしまったようだ。

…新たな　『対象者』の願いを　叶えるために。

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…？　これは…
丁寧な　字で書かれた　メモが　落ちている。
読んでみる？

▶読む
　やめておく

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『バザーの記録』

『この　ぽれんという　場所では　自分の持ち物を　売って
金貨を　得ることが　できるらしい…
ペス君も　興味津々の　ようなので　せっかくだから
ボクらも　何か　売ってみることにした。』

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『一つ目：お仕事用ステッキ
ボクらが　いつも　仕事で使っている　例の杖を　売ってみる。
神さまから　新しいのを　もらったから　いらなくなった
いわば　ボクらの　お古の　ステッキ。
なんとか　売れたら　いいんだけど…』

『売れた。
買ってくれた　お猿さんは　これで　バナナを増やすって　息まいてたけど
それ　別に　魔法のステッキでは　ないんだよね…
でも　せっかく　喜んでいるから　黙っておくことにする。』

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『二つ目：お仕事用ベスト
ここに来る前に　ボクも　ペス君も　新品の　制服の　ベストを　持ってきていた。
何着か　用意してあったので　それぞれ一着ずつ　売ってみることにした。
ついでに　ボクの蝶ネクタイと　ペス君のネクタイも　つけた。
また　売れるといいな。』

『売れた。
買ってくれたのは　青い髪の　なんだかおしゃれで　かっこいい人だった。
…結構派手な　緑と　オレンジのベストだから
喜んでくれるか　今さら　ちょっとだけ　不安だ…』

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『三つ目：タバスコ１０箱
次に　何を売ろうかと　考えていた時に　ペス君が　突然
タバスコを　大量に　担いできて　これを売りたいと　言い出した。
ちなみに　売れなかったら　ボクが　飲むことに　なっているらしい。
…売れてほしい。』

『売れた…　正直　めちゃくちゃほっとした。
買ってくれた人は　きのこっぽい…　人間？　妖精…？　とにかく　不思議な人だった。
まさか　きのこにかけて　食べるのかな…？　いや　多分　違うな…
買ってもらえた時　ペス君が　ちえって言ったのは　聞こえないふりをした。』

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『四つ目：お仕事用白手袋
どうやら　手に付けて　使える装備品が　売れるように　なったらしい。
とはいっても　ステッキは　売ってしまったので
いつもつけている　白い手袋を　何セットか　売ることにした。
「本物のおばけが　使ってる　レアものなわけだし　売れるだろ」って　ペス君は　言ってたけど
ほんとに　売れるのかなあ…』

『売れた。
買ってくれた人は　どうやら　お薬を作る　魔法使いさんらしい。
ボクらは　もう　死んでるし　病気に　かかるわけじゃないけど
ストレスから来る　胃痛のための薬を　売ってくれは　しないだろうか…』

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『五つ目：完全マニュアル
他に　売れるもので　珍しいものと　言ったら　これかな…
と　いうことで　「お仕事完全マニュアル」の　コピーを　売ることにした。
死神の　お手伝いなんて　怖がられてしまうかも　しれないが
多種多様な人が　いる　この場所なら　興味を　持ってくれる人も　いるかもしれない。
…まあ　仕事に　参加するには　死んでなきゃ　無理なんだけどね…
さて　売れるかな。』

『売れた。
あのとき　タバスコを　買ってくれた　きのこさんが　買ってくれた。
きのこに　生死の概念が　あるのかは　分からないが
この仕事に　興味を　持ってくれるのは　なんだか　ちょっとうれしい。』

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『六つ目：ミニシルクハット
ボクの　シルクハットの　レプリカみたいなのを　売ることにした。
もちろん　本物は　ボクが　かぶってるけど、
記念品として　そっくりそのままの物を　神さまに頼んで　送ってもらった。
もしかしたら　買ってくれた人と　お友達になれたり…　なんて　淡い期待を　抱いてみる。
…売れたら　嬉しいな。』

『売れた。
買ってくれた　白い　猫耳の子は　喜んで　シルクハットを　つけてくれて
さらに　ボクと　友達に　なってくれると　言ってくれた！
嬉しかったので　今度は　板チョコを　50枚ほど　持って　遊びに行ってこようかな。』

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『七つ目：ミニベレー帽
ボクが　帽子を　売っているのを見て　ペス君も
自分の　帽子の　レプリカを　売ってみたく　なったらしい。
興味があるだけだ　と　言っていたが　なんだかんだ言って　彼も
新しい　お友達が　欲しいんだろうか。
全く　あの子は　昔から　素直じゃないんだから…
さて　売れるだろうか。』

『売れた。
買ってくれたのは　ボクらも　よく知った　あの　人形の子だった。
ペス君は　「オマエとは　こんなの　買わなくても　友達だろー！？」って
肩を　バシバシ　叩いてた…　壊れないか　心配だった。』

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『八つ目：生前の記憶
こんなことを　したって　無駄なのは　分かってるけど
どうか　今だけは　全て忘れて　楽しみたい。』

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『ペス君が　バザーで　手に入れた　金貨を　使って　お買い物したいらしい。
確かに　せっかく　稼いだなら　ちょっとは　使わなきゃね。
なんだか　にやにやしてたけど　買い物は　彼に　任せることにした。』

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『「空想の碧魔導士レイリアの梱包用ラップ」を　買ってきた。
これを　買ってきて　彼が　一番に　やったのは
ボクの顔面を　ラップで　ぐるぐる巻きに　することだった…
ボクが　ゴーストじゃなかったら　窒息してたところだ…』

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『「十月の畦道の秋桜の花冠」を　買ってきた。
ペス君にしては　なんだか　珍しいものを　買ってきたと　思ったら
ボクの頭に　乗せて　なんだか　嬉しそうに　している。
…相変わらず　気分屋だなあとは　思ったが　花冠は　かわいいので　気に入った。』

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『「ロゼの占い体験版」を　買ってきた。
どうやら　AIが　ボクらのことを　占ってくれる　代物らしい…
占いか…　星占いとかは　ボクも　好きだけど
そもそも　これって　ゴーストのことも　占えるんだろうか…？』

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『「茶叉ヶ天愛の仙丹のレシピ」を　買ってきた。
不死の薬の　基本的なレシピらしいが　ボクらは　死んでるから　多分　意味はない…
でも　せっかくなので　二人で　作ってみようかな。
ペス君が　タバスコを　入れないようにだけ　注意しないと…』

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『「ポソのきのこ図鑑」を　買ってきた。
読んでみると　いろいろな　きのこのことが　書かれていて　面白い。
…これを　読んでると　なんだか　きのこのことで　頭が　いっぱいに　なるような…
きのこ最高…　きのこ万歳…』

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