かつては同一だった存在の精神と肉体を由来とする、二羽のアルビノ鴉。

【ネージュ・コルウス】
左にいる方。
電子宇宙アストラに永住する、からす座の星騎士。氷の剣と炎の剣の二刀流によって行われるスキル『舞闘』を得意とする。
その正体は竜機世界のある都市にいた恐るべき連続殺人鬼、リディ・ブラックモア。
紆余曲折の後に死んだ後も懲りていないので、生前と変わらずまともな倫理観は無きに等しい。
この世で一番好きなものは「自分自身」だが、最近それが少し揺らぎつつあるらしい。

常に享楽的で自己中心的。誰かに親切にしているように見える時は、彼女自身の気まぐれにすぎない。

ロゼの誕生には正直戸惑っているが、それ以上にかわいいと思っている。


【ロゼの黄金駆動《ヘリオドール》】
右にいる方。
リディ・ブラックモア（と、あるもうひとりの人間）の遺体と『愚者の黄金』と呼ばれる特殊な物質を素材に、
本人の意思とは全く関係なく製造されたホムンクルスの一種。
不定形な肉体は白い液体のごとく自由自在に姿形を変え、竜とピアノを合体させたような怪物に変身でき、ものすごい怪力を持つ。
オリジナルと比べるとさらに純粋無垢で、湛える悪意は無きに等しいが、倫理観はやっぱりない。
気まぐれに手近な生物を襲っては食べたり食べなかったりする。

特技は相手の頭を狙って拳骨を振り下ろす『頭蓋割り』。
近づくとミルクのような甘い匂いがする。

オリジナル、ひいてはネージュのことを"おかあさん"だと思い慕っている。

◇ドラゴンのすがた（イラスト：鴉瓜さん）


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【霊廟の幕間】
『"おかあさん"、あのね！　こないだ見つけたつるはしをまた見つけたよ！　ほら！』

「えっ、ホントに！？　……なんだい、持ち手しかないじゃないか！」

『でもこれはどう見ても、あのふしぎなつるはしの持ち手なの……だからこれはロゼたちのもの。今度こそなくさない。』

「また突然消えたりしないか心配だけど……でもあのつるはしの奇妙な性質こそが、ボクらのお目当てなんだよなあ……」

『だいじょうぶ、いつか見つかるよ。もっと面白い宝物も、きっとどこかにあるはずだから。だからまた一緒に探しに行こ、"おかあさん"』

コラボ：いにしえのつるはし(ID:363)
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「今回の戦いについてかい？」

「ああ、楽しかったとも。もちろん次こそはもう少し、みんなに踊りを披露出来たらいいなとは思うよ。
　ボクが売り出した"門"で、次からはお友達も連れてこれそうだし……」

『ロゼもまた"おかあさん"の活躍を見るの、楽しみ！　もうひとりの"おかあさん"もいっしょに連れてくる？』

「アハハ、そこは鬼と一緒に笑うところだね、ロゼ。」


「……ところでさ。」

「これがキミの本当に欲しかった景色かい、カヴさん？　黄昏よりも真っ赤な、綺麗な空だね。」

「もし違うというなら。次にこの戦場に来ることがあるなら。キミが本当に心から求めていたものを、じっくりと見つめ直すといい。」

「今までキミが辿ってきた『物語』は、とても美しく素晴らしいモノだ。
　けど、キミは何にでもなれる。キミを綴る『物語』はひとつじゃない。もし、キミが今までとは違うキミ自身になれるのなら――」

「もっと自由に、踊れるかもしれないね？」

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【バザーお品書き】
Tier1:黄金駆動のボロ布
・ロゼが着ているボロ布同然の服のレプリカ。ミルクのような甘い匂いが染みついている。

Tier2:謎の白い液体
・出所不明の白い液体。やはりミルクのような匂いがし、甘い味がする。
　飲むとあらゆる傷や不調が癒えるとロゼは主張するが……
　ネージュ「本当に飲んでしまったのかい？」

Tier3:アストラに続く門
・アストラへ接続するためのアクセスコード。星の海は生者と死者を問わず、訪問者を歓迎する。
　インターネット端末もしくは夢や精神世界・冥界などからお越しください。

Tier4:[手]炎剣のレプリカ
・ネージュの星剣『フェニックスの翼剣』のレプリカ。
　振ると炎のエフェクトが出る黄金と朱の色の剣。今年も出ました。（外見は『9』の画像参照）

Tier5:[手]氷剣のレプリカ
・ネージュの星剣『フリームスルスの霜刃』のレプリカ。
　振ると氷のエフェクトが出ていい感じにカッコいい、少し透き通った青い剣。

Tier6:[頭]大冒険なアレ
・技『大冒険』にも使える、ネージュ・コルウスの"アレ"。青くてヒモでスケスケでとにかく危なっかしすぎるデザイン。
　ちなみにロゼのは存在しません。ないものはないので。

Tier7:[頭]黄金のティアラ
・愚者の黄金と呼ばれる謎めいた物質でできたティアラ。
　異能や魔法といった超自然の力を結晶『ネクタイト』に変化させてしまう。
　黄金は身に着けたり肉体に取り込めばその性質を体質として取り込み、
　元より超自然的な力を持つ者であれば力が高まるというが……。