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決めセリフ:仕事の時間だ。
死にセリフ:覚えておけ……
リージョン【空集合】
チーム:AM
キャラクター名:セリギネル
生い立ち:魔王として生れ落ちるはずだった、都市伝説の殺し屋。
JOB:暗黒剣士
技1 暗黒剣     (物理) 命中85 範囲1~2 自最大HP・HP-<自最大HP25%+1>分、Dmgの5%+1吸収 対天使Dmgx1.3
技2 精神統一    (その他) 自分のMP+4 HP-8
技3 俺の命なんてクズだ。誰か別の人にあげよう (強化) 味方1人をHP=1で復活 & 勝利時、自分を敗北とし、リージョン内の敗北者1人を復活(虹キャラ優先 & 敗北者不在時は全効果不発)
技4 ナイトインナイツ (魔法) MP3 命中70 範囲3~4 自最大HP・HP-<自最大HP50%+5>分、Dmgの20%+1吸収 4ターン以上で発動可
技5 吸心      (弱体) 範囲3~4 自最大HP・HP-<自最大HP10%+1>、MPを1ずつ吸収
技6 死神の鎌    (その他) MP6 相手のHP=0。そのターンで全滅させない限り、ターン終了時自分のHP=0 6ターン以上で発動可
宝箱:禍々しい面 (暗黒術Dmg+2)
ID:527 <Phase 3> (登録:2023-12-17 / 更新:2024-02-01 04:10)
作成者:helvault 《◆キャラクター確定済み 3 》
セリギネルが残した紙切れ
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烙の月 二十九の日 五時十六分三十二秒

3時間42分53秒。
ここに来てから私が待機している時間である。

以前、私に対して「待つことは辛くないのか」と尋ねた男がいた。
正直なところ、あまりわからないというのが本当のところだ。

生来、私の存在を自分でつかむことができない。
私が何者なのだろうかと問いかけても何も帰ってこない。
私を私たらしめているのは、私が打ち立てた……らしい都市伝説である。
だが、こんな数字に何の意味があるだろうか。

曰く、私は封印されることで役割を全うしているのだという。
私の封印が解ければ、世界は夜に沈み……全ての希望は打ち砕かれる……と。
私が死んでも、またどこかに私のような存在が生まれるとのことだ。
だが、この血と名誉の報復が繰り返される俗世に希望などあるのだろうか?
既に同胞など、たくさん死んで少ししか残っていないというのに。

私は"不在者(セリギネル)"。
漆黒の帳と身体に刻まれた紋に、再現なく自己を崩される存在。
この名が通っている限り……世界は魔族の手から逃れていく。
その代わりに力の振るい先を失い血走ったギャングどもであふれかえっていくのは皮肉な話だ。

辺りは暗くなり始めていた。
25秒後、後ろから物音がした。咄嗟に鎌を後ろにやると、薄い切り口の感触があった。

「おぉっと……。さすが、都市伝説サマだなア……。」
目をこらすと、サングラスの少年の首に鎌がかかっていた。

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烙の月 二十九の日 五時十六分五十八秒

「ロイドか……。」
セリギネルは姿勢を崩さず、ぼそっとつぶやいた。

「新聞で見たぞ。1分半だって?しびれたぜ!市民を脅かさんとする恐怖のギャングを相手に!
 福の神のボルチノフも、結局お前にとっては大したことがない相手だったか?
 晴れてお前も、民衆の英雄というわけだ!」
ロイドと呼ばれた少年は首に鎌をかけられたまま興奮気味に話す。サングラスの間から、ひきつった表情が覗かせる。

「2分21秒。正確には……。加えて、お前がよこした青年……彼の"遥か見の石"とやらがなければ……」
「成功してないってことだろう。」
セリギネルは鎌を下ろしながら話し出したが、少年が一息吐いてやれやれといった形で遮り続ける。
「新聞社に、テキトーなこと書くんじゃねえ!って、投書でもしてきたらどうだ?」
「その新聞社のある場所は……昨日の"大凍結"の被害発生圏内だ……。もう輪転機にも……記者にも投書は届かないだろう……。」
セリギネルの反論に対して、ロイドは口笛をならした。
「その民衆とやらも、先の"大凍結"で何百人と死んでいるだろうが……一応、これが依頼の品だ……。」
セリギネルは自身のぼろの中から、ウサギの方をしたペンダントが現れた。
「いいじゃねえか。上出来だぜ。」
興奮しながらロイドは応じた。

「あの青年の悪運……果たしてどこまで持つだろうな。」

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