ツォマ・フォウク
年齢：23
身長：172
肩書：大魔法使い

魔法の扱いに長けた『大魔法使い』と呼ばれるフォウク家の末裔。
安易過ぎる『大』という文字は、
強大でありながら遠過ぎない存在であることを意味する。
時折魔女と呼ばれても笑って訂正するのが彼らの在り様だ。

世界の脅威とされる魔王を討たんとしていた『勇者一行』の
魔法使いとして同行していた時期があり、
終戦後は各地の戦いの傷の復興に尽力している。

異世界渡航の経験があり、
度々未知の存在に触れては研究に励んでいる。
拠点である森で小さな影を交えた3つの影が仲睦ましく過ごしているという。

此度はそんな最中、見知らぬ存在と邂逅し、この地にやって来た。
中々どうして、やはり未知なる存在と巡り合う機運に満ちているらしい。

――『大魔法使い』は、翼を纏う。
それはまるで噴水の様で、洪水の様でもある。
それらは溢れんばかりの魔力であり、『大』たる由縁の一つでもある。

白と黒は、交えることで灰と成す。
濁り堕ちた灰は耀くことで銀となり、鋭利な光を放つ。
朽果てる事無く、いつまでも耀くと言わんばかりに。