……何、俺達の物語はちゃんとあの島の出来事の後、修復されたぜ。
これは、そんな後日談の中にあったちょっとした幕間だ。

俺達、『異説・幻創御伽噺』として存在する者達としては、
誰かが強く願い想っていれば、それが認知として俺達の存在を確立する。
俺も、《赤ずきん》も、地球儀…《ライカ》と《ボイジャー》もな。
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はぁ、結局最後の方まで残っちまったか。
まぁ何、ここまで来たら最後までやるだけさ。
まだ、俺達は終わらない。
俺達の五重奏曲はまだ終わらない。終曲になんかさせない。
俺の刃で、最後までお前らの鎮魂歌を奏でてやる。

赤く紅く朱くアカく。
お前らの血で、アカニシテヤル。

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あ～あ、終わっちまったな。
……ん、まぁ。あいつらの顔だけ見ていくよ。
じゃあな、またな。