諦められない魔術師。
苦しむのがわかっているのにやめられない。


バザー品

【時水晶】　SoldOut
内部に紫色の水晶が亀裂のように走っている、水色の水晶。
メイズの魔力適正の影響で時属性の魔力を宿しているため、時魔法の触媒として使用することが出来る。
また、魔道具に組み込めば箱の中だけの時間を止める魔道具等を作成することができるだろう。
★Comment★
「kisaragi905さん、ご購入アリガトウ。
できるだけ綺麗なモノを選ンだケド……割れてタりしたラ教えてネ。
破片は危険だカラ……別のに取り換えるヨ！
あとあと、モシモ、加工がお望みならボクのとこに来てネ！　ご要望の通りに加工するから、ネ！
サービスだヨォ！」


【水晶薔薇】　SoldOut
水晶で形作られた薔薇。
もちろん性質は上記の時水晶と大きくは変わらない。
しかし、時水晶より封入された魔力が多く、かつ、薔薇自体が魔道具でもある。
水晶薔薇は無限とまではいかないものの、多くの魔力を所持者に供給する特性がある。
★Comment★
「anmanさん、ご購入アリガトウ。
実は薔薇水晶っテ、一つ一つ形も色も違うんダ。アナタが気に入るヨウな物ならイイナァ。
アナタが選んだのハ、赤だッタ? 青ダッタ? それトモ紫?
ドレもちゃんと魔術処理しテあるカラ、敢えて壊さないカギリずーっとそのママ。
大事にしてネ?」


【宝石箱】　SoldOut
メイズが持てる技術を注ぎこんで作った魔道具のひとつ。
箱と鍵がセットになっていて、それぞれひとつずつ小さな水晶が嵌め込まれている。
内部は衝撃などから守られ、入れられたものの最適な状態を保ち続けるようになっている。
外装はあまり派手ではないが、金で薔薇の細工が施されている美しいもの。
★Comment★
「kisaragi905さん、2回もご購入アリガトウ!
ワザワザ来てくれるナンテ……もしかシテ、ボクのことがスキ!?
……な、ワケないカ……ボクなんかヲ……。
エット、これはネ、最近頑張って作ったんダ。
ただの宝石箱みたいに見えるケド、コレもしっかり魔道具! 大事なモノはぜったいまもるヨ。
鍵は無くさないヨウに持ち主登録を忘れないでネ?
鍵ノデザインも凝ってみたシ、ネックレスにしても多分綺麗だと思うナァ」


【指輪】　SoldOut
メイズが過去に使っていた指輪。
シルバーのリング部分と小さな宝石……ダイヤモンドで構成されている。
宝石部分には少々心許ない程度ではあるが増幅魔法陣が仕込まれているため、魔法使いが装着すれば魔法や魔術の強化が見込めるだろう。
ちょっと古いけれどしっかり手入れされており、新品に勝るとも劣らない輝きを保ち、傷もほとんど無い。
また、幾度もの繰り返しを行う間に無色透明だった宝石は内側にとろけるような液状の黄金の魔力が溜まり、揺れている。
★Comment★
「kisaragi905さん……エ? 三回目? ……ウソ……うれシイ……。えっと、ソノ、すごく、アリガト!
お礼、したいケド……なんにも出来ないノ、ごめんネ?
それにしてモ、コレ、中古品だヨ? 本当にイイノ? 返品は受け付けられナイヨ?
……少なくとも、ソコに溜まってル魔力は使えるハズ、防御用魔術とかがオートで発動できるように仕込んだリしたラ便利カモ……。
アト、普段使いできるくらいに大人しいデザインだから、その、つけてて……くれたラ、うれしい、ナ。
ア! でも左手薬指はやめなネ? 勘違いされちゃうシ、ボクが勘違いスルヨ。……ヤでしょ? やめなネ」


【水晶化した心臓】　SoldOut
元々本人の心臓だった、赤い水晶。わざとらしいほどのハート型をしている。
心臓を掌握されるのは不味いということで自ら抉り出した心臓であるが故、彼はギリギリの所で正気を保っている。
また、他の水晶とは違い、『心臓の元の持ち主(メイズ)に関わらない範囲』での『現実改変』を行使することができる。……たった一度限りだが。
本人はそれを知らず、ただただ綺麗だからとかいう理由で販売している。
それはもう持ち主から引き剥がされている故に、持ち主が死んだとしても色褪せることはない。
★Comment★
「kisaragi905さん、……ウソ、ほんとにkisaragi905サン?
……正直ちょっと待ってたノ、来てくれたら嬉しいナ、ッテ……。
えへへ……マタ、買いに来てクレテ、アリガトウ!
ボクのハート、つったら重いカナ? でも事実なんだよナ……。
物理的に、ちょっと前まで鼓動を刻んでイタ、ボクの心臓なんだよネ。気持ち悪かったラごめんネ、廃棄シテ?
宝石としてノ価値はないシ、魔力ひとつトッテモ多分、時水晶の方ガ使いやすイ。
ただの飾りにシカならない石だケド……非常時のランタン代わりにはなると思うヨ。
要らなかったら砕いて危険物デ捨ててネ〜。
ア、デモ、コレ、上手く加工すれば致命傷を一発くらい防げるカモ。ボクの命を代わりにするって見立てが成立するだロウかラ。
……悪用してもイイヨ?」


【角とピアス】　SoldOut
自分で根元から折ってしまった角。根元の部分だけ水晶になっているためグロテスクなわけではない。
今の角は水晶をそれらしい形に整えてそれっぽい色で誤魔化している偽物。
角は折ってしまえば二度と戻らない上に、そもそもメイズの種族の重要部位(人間で言うところの目のレベル)な為、そもそも折るようなこと自体が異常。
しかしながら素材として利用するならばとても便利であり、大抵の用途に使用可能という中々な物体。
ピアスの方は角につけているリングと耳につけている三角形の2種類。
両方とも魔力によるレジストを行ってくれる物品であり、毒やら精神汚染やらへの耐性を高めてくれる。
★Comment★
「kisaragi905さんが来てくれルの待ってるようになっちゃっタ……ヘヘ……嬉しいもんネ、来てくれるノ。
何度も何度もありがとウ!
角は……なんだロ、感触としてはたぶんスクイーズとかそんな感ジ。
普段縮めてるケド、本当はそれすっごい長いカラ……魔力通したら長めのふにふにになるヨ。
ピアスはボクのとお揃イ!
昔チョット色々あったカラ、精神汚染を防ぐ魔術を仕込んだンダヨ。兄ちゃんにも負けないくらいノ……強力な精神保護!
ちょっといじれば発狂も防げルようにしてアルヨ!
ピアスが怖かったラ……イヤリングにでもシテ?」


【ティアラ】　SoldOut
ベースは銀色の金具を細やかに丁寧に加工したもの、飾られる宝石は指輪のそれと同じ黄金色。
メイズの持ち物としては特別に華やかな半冠。
実はこれはとても精神的に重い物品である。
何せ彼の種族のプロポーズといえば、ティアラ、指輪、アンクレットを贈る行為なのだから。
しかもそれらは必ず、『己の魔力を宿す宝石』又は『己の魔力で作った魔力石』を飾る必要がある。
このティアラは金属部分にすら魔力が込められており、彼の種族が見たら『執着心のヤバいやつがつくったんだな』とバレるレベル。
ただ、本人は、誰かに贈ることはないと知っているからこそ、手放す為に売りに出した。
★Comment★
「エヘヘ、kisaragi905さんダ! はいたっちすル? しなイ?
買ってってくれてありがとネ。
ボクが人生で1番時間をかけて作ったモノだヨ。
何億何兆の繰り返しの日々の間ニモ作り続けてたカラ……えっと、何年物ダロ、わかんナイ。
込めた魔力はわかんないクライ、でも魔術も魔法も付与してナイノ、本当は守るための魔法を仕込むんだケド……そんな機会はなかったシ、もうないだろうからつけてナイ。
要望があれば仕込むヨ、大切な人を守るための魔法が1番馴染むようナ作りだからサ。
エ? なんでわざわざティアラをッテ?
……ンー、種族のしきたり的なヤツだヨ。ボクにはあんま関係ないけどサ」


【水晶種の贋造呪具】　SoldOut
情熱と奇跡の水晶種という呪具をメイズが全力で解析・再現を行ったもの。
彼の技術では無限の魔力など再現できず、また、寄生して水晶を生むことで多くの魔力を生み出すという仕様も再現できなかった。
しかしながら後者についてはある意味改善ともいえる。なにせ本人が水晶に変えられることがなくなったのだから。
使った魔力は時間を置くことで回復するが、最後まで使い切ったならば壊れてしまうもろいもの。
けれど持っている間は己の魔力を大幅に超えた魔法の行使が可能となるため有用ではある。
呪具として発現するデメリットは非常に軽く、視力が少々低下するといった程度だ。
★Comment★
「kisaragi905さん、最後の商品までありがとネ。
いっぱい買ってってくれたノ、嬉しいし……機能が生きてたら泣いて喜んでたヨ。
これは一応危険物、腐っても呪具だからネ。
ただある程度のフィードバックは防ぐように組んだシ、効果を下げることでデメリットを減らしタ、ボクが使ってるヤツより使いやすいヤツだヨ。
注意とシテ、使いすぎると壊れちゃうカラ気をつけテ。
でも使いすぎなきゃ壊れナイ不壊性の付与は成功したカラ、休み休み使ってヨ!
……そういヤ、薔薇ってなんの意味があったっけカナ? 忘れちゃッタ……」