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決めセリフ:泥だんごあげゆ
死にセリフ:お昼寝やだあ
リージョン【パゴダ】(無所属リージョン)
チーム:AM
キャラクター名:園児らび
生い立ち:敗北幼女はやっぱりロマンシアが忘れられないョ。。。
JOB:忍者
技1 浪漫死阿    (その他) 最大HP半減、<浪漫>化(生死問わず次の次のターン終了後にHP完全回復 MP+5 攻知命速+1)
技2 ヴァハ     (魔法) MP3 命中72 範囲3
技3 浪漫死阿    (その他) 最大HP半減、<浪漫>化(生死問わず次の次のターン終了後にHP完全回復 MP+5 攻知命速+1)
技4 火遁      (魔法) MP3 命中65 範囲2 命中時相手を<火傷>化 (火傷:被物理・被特殊攻撃時Dmg+25%) 3ターン以上で発動可
技5 ヴァハ     (魔法) MP3 命中72 範囲3
技6 ヴァハ     (魔法) MP3 命中72 範囲3
宝箱:空っぽ (何も入っていなかった....)
ID:97 <Phase 1> (登録:2022-12-12 / 更新:2023-02-12 19:37)
作成者:takoyaki 《◆キャラクター確定済み 1 》
園児らびが残した紙切れ
あの日、うさぎは敗北した。
何度も、何度でも、約束を果たすために甦ったーー結局、そうして積み上がったのは、腐臭を伴う数多の丸太だけだ。
泥の中に沈み込んだみたいに、意識が遠くなっていく。手足はだるく、冷たく、動かない。
もう、終わりかもしれない。
自分の名を呼ぶ声も聞こえない。
遠い遠い昔に約束した、君の元には行けないのかも。
だって、君の顔も名前も忘れちゃったし。ロマンスうさぎが聞いて呆れちゃうよね。
だからーー
「……」
長い耳が、ぴくりと反応する。
それは微かな声だった。
幻聴だろうか? いや、違う。確かに、誰かの声を聞いた気がする。
なんだか懐かしいような、愛しいような。
その声が、私に向かって語りかけてくる。
「……ようやくここまで来れた」
ああ、そうか。
迎えに来てくれたんだ。
君がいなくなって、探し回った。
長い月日が経って、いつしか姿形も、表情も、声すらも記憶からこぼれ落ちていった。
それでもずっとずっと、追いかけた。
そして、君は今ここに来てくれた。まるで白馬に乗った王子様みたいに。
「ありがとう」
ずっと待ち望んでいた君が、微笑んでくれる。すっと、手を差し伸べてくる。
「さあ、行こう」
差し伸べられた、大きくてぬくもりの感じる手。
そこへ、私も手を伸ばしてーーその手に、バズーカを突きつけた。
君が迎えにきてくれた。
嬉しさに心が震える。夢でも見ているかのような、理想的なシチュエーション。
ヒーローがヒロインを救いにくる、そんなロマンチズムの真っ只中にいる。
彼が、幾多の苦難を乗り越えて、私のもとに来てくれる?
「ちがうね……お前は、にせものだ」
甘い甘い、とろけるような甘美なにせもの。
でもごめんね。私はヒロイン役じゃないのだ。
私はヒーローで、あなたのプレイヤー1で、忘れ去られたうさぎちゃんだ。
ヒロインから来てくれるような出来レースなんて、まっぴらごめんだ。
だからーー
最後の力を振り絞って、バズーカを握りしめる。
「ロマンシアーーバズーカ……!!」

空が高い。
飛び散った泥の中で、私は荒く肩で息をしていた。
手足が小さい。体が小さく縮んでいた。本当に、最後の最後まで力を使い切ってしまったということだ。
そもそも敗北していたのだ。余力がなかったのは仕方がない。
服を着ているだけ、まだマシかもしれない。
体は疲れ切っているし、泥だらけだし、おまけに異臭もする。
でも、戻ってこれた。これでまた、君を探しに行ける。
「休んでなんかいられないよね」
力の入らない足を叱咤して、なんとか立ち上がる。通り抜ける風が、汗を持っていって心地よい。
わたしはロマンスうさぎのラヴィー。
ロマンスは、与えられるものじゃない。与えるものだ。
「でも、君を探す前に……やっぱりお風呂に入りたいかも」
今回はナラを受けたくないなあ……。
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