ID:732

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《◆確定4》

生い立ち:気付いたら居た。そこにあった。やっぱりやっぱり消えたり現れたり。後ろに立っていて首に手を伸ばしてくる。高い所に行こうと誘ってくる。無言で。いつも、無言でそこに在る。　「ゆうしゃさま、わたしに『ゆうき』をください」――――…………『誰か』がそう口にする。

(登録:2021-12-26<4> / 更新:2022-01-26 08:14)

ID:210

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《◆確定2》

生い立ち:「こんな自分でも役にたてるなら」……そう思った魔法少女。　目的の無い自分に目的を与えてくれた『学会』。役目をこなせていたと思う。学会の目的も達成できたと思う。けれど、――引き千切られた。それがかなしくて、さびしくて。まだこんな感情が自分の中にあったのだと実感した。それを他の皆が味わわなくて良かったと思った。　――空を見上げ、細長く伸びる一筋の光を見た。「もう一度」「今度こそ」。光に手を伸ばした魔法少女は『光』に『光』を重ねて決意を固める。自分には光の加護があるのだと信じて。

(登録:2021-12-13<2> / 更新:2022-12-24 06:14)