ホーリー・レポート
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べつに宇宙だとか星だとか、そういうのにアタシは興味ないんだ。
どちらかと云えばアイラの管轄だしな。

今回もまた竜子のやつが突拍子のないことをおっ始めたので、アタシは渋々追従しているだけだ。
まったく、毎度毎度付き合わされる身にもなって欲しいもんさ。
前回は時空跳躍、今回は宇宙旅行だぜ。

……放っておけばいいって？
そういうワケにもいかないさ。やっぱり、竜子にはアタシが付いていないといけないからな。



さて、今回のアタシの役目は、鎖の弓で彗星を放つことだ。
彗星……まあ、流れ星と言い換えたってイイ。

古来より「流れ星が流れている間に願い事を3回祈ると叶う」みたいな云い伝えがあるらしい。
星食みの時間は、総べての者に等しく機会が与えられる。
今までの己を超える機会さ。
アタシはその導線を作る。


願い事を叶えたきゃ、3回祈るんだな。
――もっとも、祈り終える頃にはアンタの頭上にソイツが降り注いでいるワケだが。


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