ID:598

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《◆確定4》

生い立ち:それはただの記憶。 それはただの記録。―――機構「記憶」へのアク…ス権を確認、…証コードを…理し…。演…開―√_…「怨嗟」。之より記憶は「怨嗟」を吐く。 血を呑め大地、絶せよ大海、此れは隙間に積み上げられた怨嗟の炉塔。その主君は、「カイン」。―――はぁ、どいつもこいつもアベルアベルアベルアベル！なぁにが大地の君、だ。畝の一つも拵えられねぇ癖にな！―――可愛げすら感じられる罵倒の裏で、底知れぬ怨嗟が炉へ放たれた。火を絶やすな。積み上げろ。積み上げろ。全部、積み上げろ。積み上げろ。もっと！積み上げろ。積み上げて。積み上げろ。積み上げて、天へ。積み上げろ。この怨嗟を。積み上げろ。火を、絶やすな。

(登録:2021-12-26<4> / 更新:2022-01-25 21:40)

ID:254

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《◆確定2》

生い立ち:機構「記憶」、解答"再演"の崩壊を確認、切除を推奨。承認―――乙女は思った。演じる必要はない。貴方は此処にいるの。嘘つき蛇の贋物乙女がその心臓たる林檎を喰らって、ソレは嘘になった。即ち「再演」ではなく、正しく再び来たる者。天よ、光芒を此処に。背を預けた先は影ではなく、また別の光である。「加護じゃない…共に行くんだ。」―――傍らの乙女だった蛇は、満足気に光を浴びる。その心に逢いたかったの、私のアベル。

(登録:2021-12-13<2> / 更新:2022-01-25 12:26)