生い立ち:此度も司書に倣った肩書きを名乗り、友たる蝶と共に並び立つ。ちかりと蝶が囁いた。猫も杓子も、誰も彼も眩むような魂だと。
(登録:2023-12-25<4> / 更新:2024-02-05 01:28)
生い立ち:乾いた絵のパレット。がらんどうの額縁。打ち捨てられた絵筆。青年は迷妄の末に去った。黒猫は見ている。誰も顧みることのなくなった昔日の夢を見ている。
(登録:2023-12-24<4> / 更新:2024-02-05 20:21)
生い立ち:十字を持つ禰子が言う、「愛せ、尊べ、誰も彼もが祈りながら此処に立つ」。禰子の持つ呪剣が囁く、『憎め、卑め、誰も彼もを恨みながら此処で絶つ』。
(登録:2023-12-24<4> / 更新:2024-02-06 02:55)
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ねこも杓子も